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　航空・宇宙・防衛産業の品質マネジメントシステムJIS Q 9100（AS/EN 9100）認証が進んでいます。JIS Q 9100規格は、品質マネジメントシステム国際規格ISO 9001を基本規格とし、安全と品質の確保を確実にするための航空・宇宙・防衛産業固有の要求事項が追加されています。
　最近は欧米の航空機メーカーより、日本の航空・宇宙・防衛産業組織に対して、JIS Q 9100認証取得だけでなく、航空・宇宙産業のプロジェクトマネジメントであるAPQP/PPAP（先行製品品質計画および生産部品承認プロセス）、FMEA（故障モード影響解析）、SPC（統計的工程管理）、MSA（測定システム解析）などの技法にもとづく管理が要求されるようになりました。
　本書は、「第I部　航空・宇宙・防衛産業規格の概要」「第II部　JIS Q 9100要求事項の解説」「第III部　APQP/PPAPと関連技法」の3部で構成され、航空・宇宙・防衛産業に対するこれらの規格や技法について、図解によりわかりやすく解説しています。
　本書は、次のような方々に、お奨めします。
★航空・宇宙・防衛産業の品質マネジメントシステムJIS Q 9100認証取得を検討中またはJIS Q 9100認証を維持しておられる組織の方々
★JIS Q 9100（SJAC 9100）規格およびファミリー規格であるSJAC 9110およびSJAC 9120規格の要求事項を理解したいと考えておられる方々
★航空・宇宙・防衛産業における先行製品品質計画（APQP）、製品承認プロセス（PPAP）、ならびにFMEA、SPC、MSAなどの技法を理解したいと考えておられる方々
★JIS Q 9100と自動車産業のIATF 16949の両方の認証取得を検討中の組織の方々

第I部　航空・宇宙・防衛産業規格の概要
　第1章　JIS Q 9100の概要
　第2章　JIS Q 9100要求事項のポイント
　第3章　JIS Q 9100と自動車産業IATF 16949
第II部　JIS Q 9100要求事項の解説
　第4章　組織の状況
　第5章　リーダーシップ
　第6章　計画
　第7章　支援
　第8章　運用
　第9章　パフォーマンス評価
　第10章　改善
第III部　APQP/PPAPと関連技法
　第11章　APQP/PPAP先行製品品質計画および生産部品承認プロセス
　第12章　FMEA、SPCおよびMSA

著：岩波 好夫
名古屋工業大学 大学院 修士課程修了（電子工学専攻）
株式会社東芝入社
米国フォードECU開発プロジェクトメンバー、半導体LSI開発部長、米国デザインセンター長、NASDA（現JAXA）ロケット用LSI開発メンバー、品質保証部長などを歴任
現在　岩波マネジメントシステム代表
JRCA登録ISO 9000主任審査員（A01128）
IRCA登録ISO 9000リードオーディター（A008745）
AIAG登録QS-9000オーディター（CR05-0396、～2006年）
日本品質管理学会会員