##目次
1白善行(一八四八〜一九三三年)事業家—慈善事業に尽くした億万長者
2明成王后・閔氏(一八五一〜九五年)高宗の唯一の理解者、政治的パートナー。“奸悪な雌鳥”から“開化の先覚者”に評価一転。新発見の「明成皇后推定写真」について——100年以上も続く真贋論争
3李貞淑(一八五八〜一九三五年)最初の女性校長——淑明女学校を創立、教え子三千余人
4金貞蕙(一八六八〜一九三二年)女学校運営者——貞和女学校を設立、学校を運営した初の民間女性
5南慈賢(一八七二〜一九三三年)独立闘士——朝鮮の独立は武力でもなく金でもない
6趙信聖(一八七三〜一九五三年)独立運動家・教育者——投獄、抵抗。好んだ言葉は「{ウリトンポ}【わが同胞】」
7河蘭史(一八七五〜一九一九年)朝鮮女性として初の文学学士号を取得——女性にも学問の明るい光の道を
8朴エスタ(本名:金點童一八七六〜一九一〇年)朝鮮最初の西洋医学者——迷信、無知を打破して女性の医療に献身
9李一貞(一八七七〜一九三五年)最初の婦人商店店主——女性が自活できる経済的基盤を築く
10尹貞媛(一八八三〜?)国内外で認められた才媛——女性は社会の構成員
11安【アン・】敬【ギョン】信【シン】(一八八八〜?)独立闘士 68
警察庁舎に爆弾を投擲 乳飲み子抱え苦難の獄中生活
12金マリア(一八九二〜一九四四年)独立運動家——祖国の独立のために不屈の闘志でたたかった人生
13李愛羅(一八九四〜一九二一年)独立運動家・教育者——朝鮮の独立のために夫とともにたたかう
14羅蕙錫(一八九六〜一九四八年)画家・作家——“人間として生きたい”「新女性」のたゆみない挑戦
15鄭鍾鳴(一八九六〜?)社会主義女性闘士——「第一線で闘った人も恋愛し結婚すれば影も形もなくなる」
16金一葉(本名:金元周 一八九六〜一九七一年)雑誌編集者——作家から尼僧の世界へ、社会に大きな波紋広がる
17尹心悳(一八九七〜一九二六年)声楽家——平壌のキリスト教徒の家庭に生まれて
18李ガク璟(一八九七〜一九三六年)新聞記者——女性記者第一号、家父長制批判の論説も
19金明淳(一八九七〜一九五一年)作家——近代初期の女性作家、開かれる表現の世界
20姜周龍(一九〇一〜三一年)労働運動家——賃金の引き下げに抗議
21権基玉(一九〇一〜八八年)飛行士——朝鮮独立を願いパイロットを志す
22柳寛順(一九〇二〜二〇年)烈士 ——「朝鮮独立万歳!」を叫び続け一八歳で獄死した少女
23許貞淑(一九〇二〜九一年)社会主義女性運動家 ——父の影響下に独立運動へ、解放後は共和国で要職歴任
24朴花城(本名:朴景順 一九〇三〜八八年)作家 ——女性初の長編小説を『東亜日報』に連載
25崔恩喜(一九〇四〜八四年)記者 ——妓生や下女に変装し、冷遇された女性に密着取材
26姜敬愛(一九〇六〜四四年)作家——貧農の娘からプロレタリア作家に
27金命時(一九〇七〜?)女将軍——革命一筋、熾烈な抗日運動に命捧げる
28崔容信(一九〇九〜三五年)啓蒙運動家——無知と貧困からの農村解放へ、長編小説のモデルに
29朴次貞(一九一〇〜四四年)朝鮮女子義勇隊 ——日本軍と戦い負傷、後遺症で死去
30宋桂月(一九一一〜三三年)記者・作家 ——ソウル女学生デモを主導、投獄、女性解放の道へ
31承喜(一九一一〜六九年)舞踊家 ——現代朝鮮舞踊を開拓、世界にはばたいた舞姫
32朴鎮洪(別名:朴昭永 李英淑 崔順女 一九一四〜?)革命闘士 ——六回に及ぶ検挙、投獄、一〇年余の獄中生活