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アリオスト 狂えるオルランド[新装版] 上

著:ルドヴィコ・アリオスト
訳:脇 功

紙版

内容紹介

波瀾万丈、奇想天外、痛快無比!
本書は、爛熟するルネッサンスの想像力が生んだ驚嘆の一大「ベストセラー」作品であり、悲劇的でありつつもコミカルで、抒情的でありながらも勇壮な――すべての要素をまとめ上げ、当時のヨーロッパ文学を完成の極致にまで高めた――めくるめく恋と冒険の物語である。
「アリオストの叙事詩は、あらゆる種類の、多様で、豊かな美に満ちており、全編をすっかり読み終えたあと、またすぐに読み返したいと思うほどだ」(ヴォルテール)。

目次

訳者まえがき

第一歌~第二十三歌

訳注

【下巻目次】
第二十四歌~第四十六歌
訳注
訳者あとがき
固有名詞索引

著者略歴

訳:脇 功
脇 功(訳)
1936年生まれ
1964年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
ブール学院大学教授を経て、同大学名誉教授(2017年逝去)
本書により日本翻訳文化賞、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞を受賞

訳書:
ピランデルロ『ひとりは誰でもなく、また十万人』(河出書房新社、1972年)
レオパルディ『カンティ』(共訳、名古屋大学出版会、2006年)
ダヌンツィオ『薔薇小説1~3』(松籟社、2007-10年)
ブッツァーティ『七人の使者・神を見た犬』(岩波文庫、2013年)
ランペドゥーザ『ランペドゥーザ全小説』(共訳、作品社、2014年)
カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』(白水社、2016年)他多数

ISBN:9784815810825
出版社:名古屋大学出版会
判型:A5
ページ数:504ページ
定価:6000円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年05月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC