現代アート入門
著:デイヴィッド・コッティントン
訳:松井 裕美
紙版
内容紹介
「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。注目を集めると同時に、当惑や批判を巻き起こし続ける現代アート。私たちは何を経験しているのか。それはどこから生まれ、どのように展開してきたのか。「モダン」な社会や制度、メディアとの関係から現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。
目次
序 章 モダン・アート
――モニュメントなのか、あざけりなのか
第1章 アヴァンギャルドをたどる
前衛の起源と立場
モダン・アートを売る
今日の前衛──死んでいるのか、生きているのか
第2章 モダンなメディア、モダンなメッセージ
絵画と装飾──その快楽と諸原理
メディアを混ぜる――コラージュからインスタレーションへ
芸術とオブジェのあわい
第3章 ピカソからポップな偶像へ
――芸術家の名声
誰かがピカソにならなければならなかった
女性芸術家たち──差異化された立場
ポップ・アイドルたち
第4章 現代の錬金術
――モダン・アートと消費主義
不純物から金へ
スペクタクルの社会
モダニズムの危機
第5章 ポストモダンを超えて
――その先にあるもの
新しいものの見方
差異の世界──西洋と非西洋
創造性の代価──デジタル時代の芸術
訳者あとがき
用語解説
文献案内
図版一覧
索引
ISBN:9784815810092
。出版社:名古屋大学出版会
。判型:4-6
。ページ数:224ページ
。価格:2700円(本体)
。発行年月日:2020年12月
。発売日:2020年12月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。