はじめに――いまこそ、イスラム世界に対する深い理解を
第1章 イスラム教ってどんな宗教?
──「イスラムの世界」がわかると世界が見える
・ハマスの奇襲にイスラエルが反撃、双方に多数の死者
・世界三大宗教とは?
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は同じ
・信じる神は同じなのに、なぜ違う宗教なのか?
・三つの宗教の聖地があるエルサレム旧市街
・エルサレムはどこの国のもの?
・イスラム教徒は世界にどれくらいいる?
・日本でもイスラム教に改宗する人が増えている
・戒律が非常に厳しい国もある!
・『コーラン』には何が書いてある?
・礼拝、巡礼、断食などはイスラム教徒の義務
・イスラム教の二大宗派とは?
・中東の覇権をめぐってサウジとイランが対立
・なぜイスラム教の過激派はテロを起こす?
・イスラム原理主義者と過激派の違い
第2章 ハマスとはどんな組織か?
──パレスチナの代表組織ではない
・武力衝突の背景にあった長年の争い
・パレスチナ問題の基礎を確認しよう
・国連の仲介で「パレスチナ分割決議」を採択
・パレスチナ自治区とは?
・イエスの生誕教会があるヨルダン川西岸地区
・「天井のない監獄」ともいわれるガザ地区
・ヨルダン川西岸地区は穏健派のファタハが統治
・ガザ地区のハマスの母体は社会福祉団体だった!
・ハマスはなぜ過激な武装組織に変わったのか?
・イスラエルとの共存か、打倒か
・ユダヤ教の安息日に警備の隙をついて奇襲
・なぜハマスは大規模攻撃したのか?
・イランがハマスを支援するのはなぜか?
・即座に参戦した武装組織ヒズボラとは?
・ヒズボラとハマスの共闘は最悪のシナリオ
・レバノンはヒズボラをどう考えているか?
第3章 イスラエルとはどんな国か?
──建国に込められたユダヤ人存続の思い
・国際社会の関心がウクライナから中東に移った
・ヨーロッパのユダヤ人の3分の2が殺された
・ユダヤ人が迫害された理由
・普通の人がやらない金融業に進出
・新天地を求めてアメリカに移住し、成功した!
・ユダヤ人はなぜ商売上手なのか?
・軍事とITで周辺諸国に対抗
・世界最強のスパイ集団モサド
・『聖書』の教え通りに生きるユダヤ教の超正統派
・超正統派は驚くほど男女のルールに厳しい!
・ハマスの先制攻撃はホロコーストの現代版
・なぜ「イスラエルも悪い」と言われるの?
・「自治区」とは名ばかりのヨルダン川西岸地区
・強硬なネタニヤフ政権にパレスチナの人々が猛反発
第4章 サウジアラビアとはどんな国か?
──中東問題のカギを握る王国
・サウード一族が支配する王国
・不思議の国サウジアラビアの暮らしは?
・「奥さんは4人まで」って本当なの?
・観光できなかった国が観光客の受け入れを始めた!
・10年前とは大違い。サウジアラビアの女性に大きな変化
・顔ありのマネキンが当たり前に!
・厳格なイスラム教国に娯楽施設が増えた
・砂漠に映画のような未来都市を建設中!
・ここまで急激に変わったのはなぜ?
・石油に頼らない国づくりへ
・超高級ショッピングモールに日本の商品がずらり
・日本のアニメやグッズが大人気
・超お金持ちのコレクションルームで見たものは?
第5章 世界はイスラム世界とどう付き合うか?
──アメリカ、中国、ロシア、日本の立場を知る
・サウジアラビアがイスラエルに接近
・サウジアラビアとイスラエルを仲介したアメリカの狙いとは
・なぜアメリカはイスラエルの味方?
・国際社会が反発してもイスラエルは攻撃を続けた
・中東は危険? 平和で安全な国も多い
・もめ事の背後にいるイランは、実は親?
・イランはなぜ中東で力を持っているのか?
・イランは各地の武装組織を支援して何がしたいの?
・イランの軍事支援とはどういうものか?
・欧米のイスラエル寄りの国は「戦争」と呼ぶ
・「イランにモノを言える国」中国が影響力拡大
・武力衝突の陰でやりたい放題のロシア
・特殊な立ち位置の日本はどっちの味方?
・日本経済にも大きな影響がある!