西洋古典叢書 G118
弁論集7
著:デモステネス
他訳:栗原 麻子
他訳:吉武 純夫
紙版
内容紹介
本分冊には、演示弁論に分類され「葬礼」と「恋慕」を主題とする2作品、および『序論集』『書簡集』のほか、政敵が妻として迎えた元・遊女に対する公訴弁論を収める。その『ネアイラ弾劾』に見られる「遊女は享楽のために、妾は日々の肉体の慰めのために、妻は嫡出子をなし家中の信頼できる守護のために」は当時のアテナイにおける女性の社会的機能を端的に表現したものとして有名。デモステネスの「全作品」がついに完訳。(全7冊)
目次
第五十九弁論 ネアイラ弾劾 (栗原麻子訳)
第六十弁論 葬送演説 (吉武純夫訳)
第六十一弁論 恋について (吉武純夫訳)
序論集 (木曽明子訳)
書簡集 (木曽明子訳)
補 註
作品解説
関連地図(1 アテナイのアゴラ 2 アッティカの区 3 ギリシア世界 4 黒海およびその周辺)
固有名詞索引・事項索引/アッティカの祭暦/貨幣制度と度量衡/デモステネス年譜