第1章 発達障害はだれでも持っている
第1節 当事者研究より
私の発達障害 / ADHDとの格闘の人生 / 経験から生まれた仮説 / すべての人が持っている / 分析思考と想像思考 / どれがいいということではない / 全員に何らかの“力”がある / 対局要素の併存と理論的根拠
第2節 イメージ(絵)を用いた説明
捉える領域のイメージ / 想像思考(ADHD)の思考イメージ / 分析思考(自閉傾向)の思考イメージ / 言葉と表情の例
第2章 統計調査
感覚過敏について/ 運動タイプによる推定 / 運動タイプと学習能力 / 運動タイプと共感力 / 運動タイプと世の中への意見
第3章 当事者研究に基づく発達障害対策
第1節 発達障害対策の全体像
子育てについて / “治す”ではなく“改善”を目指す / 全体の底上げ / 知った上でそのままでいる / すべてのものが二面性を持っている / 私の“そのまま” / プラスであること / 「ありのままの自分」とは?
第2節 感覚の強化によるストレスの軽減
感覚と自動思考(考えごと)の関係 / 判断の基準 / いつも“今”にいる / ルーティーンを持とう / お酒やタバコは感覚の喜びを弱めている? / 上を向いて歩こう / 風の音さえ鮮明に気持ちよく / 一番シンプルな幸福論 / “こだわり”が消えていく / 空想の中に入っていかないように
第3節 想像思考の対策
思考のインフレーション / 空想体質はむしろ活かす / 活かせる興味を探す / アイデア帳
第4節 分析思考の対策
見えないことへの不安の推定 / 盲点を理解し受け流す / “深い意味はない”の理解 / 想像力は鍛えることができる
第5節 感じ方の特性を知る
劣等感の想像思考、プライドと疎外感の分析思考 / 空気を読めない / 気持ちの理解の代表例 / 花を贈る / 自分の過敏を知る / 電話の例/ 自分特有の過敏が集中力を阻害している / 過敏の事例 / 人との摩擦の見えない原因 / 迷惑恐怖症 / 周りのコソコソ話 / 自分のことは自分にしかわからない / 相談相手を持つ
第4章 分析・想像思考の組合わせ事例 ~家族・恋愛関係の問題の解消
分析思考と想像思考の分類 / 夫が分析思考・妻が想像思考 / 夫・妻ともに分析思考 / 夫が想像思考(多動衝動タイプ) / 夫・妻ともに想像思考 / 夫が想像思考(不注意タイプ)・妻が分析思考 / どのタイプかわからない / バランスタイプの場合 / 気遣いの第一歩 / 親が分析思考・子が想像思考 / 親が想像思考・子が分析思考
第5章 当事者研究・経験による悩みQ&A
第6章 天才たちと発達障害
分析思考との関連性 / 想像思考との関連性 / 突き抜けと底上げ / 想像思考の才能開花 / 分析思考の才能開花 / 障害は現代の価値観によるもの / 夢を持って生きる
第7章 ADHDの能力証明のために
二つの能力 / 森のたとえ / 畑のたとえ / 能力評価のジレンマ / なぜか伝わらない / 医者のたとえ / ADHDの能力立証のために/ 注意散漫力 / 変わるべきは社会
終章 ADHDの特性を活かした世の中改善アイデア事例 ~ハーフワーク構想