自然再生による地域振興と限界地農業の支援
生物多様性保全施策の国際比較
編著:矢部 光保
紙版
内容紹介
本書は第1部と第2部に別れ、第1部は我が国の取組を扱い、第2部は英国、韓国、台湾の取組を扱っている。我が国の限界地や耕作放棄地において、生物多様性の保全や自然再生の取組を行っている地域を対象に、その支援について検討した。
目次
第1部 我が国における限界地農業の支援制度と自然再生
第1章 耕作放棄地再生手法の類型化と地域振興
第2章 蜜源作物の導入による荒廃農地の解消の可能性
第3章 野草地を利用した緑茶の高付加価値販売─世界農業遺産・静岡の茶草場農法を例に─
第4章 寄付金付き土産による阿蘇農業の支援
第5章 消費者による応援消費を通じた生物多様性保全の可能性
第6章 寄付つきグリーン電力販売による農業支援
第7章 NPO等を中核とした協働活動による農業支援
第2部 海外における限界地農業の支援制度と自然再生
第8章 英国イングランドの新しい農業環境政策(ELM事業)に見る自然再生と農業との両立
第9章 英国の新たな農業政策による構造変革─集約化と粗放化の二極化─
第10章 英国の条件不利地域農業の行方─ダートムーアの事例から─
第11章 台湾の自然再生と森林養蜂
第12章 韓国の事例にみる自然再生と農業
ISBN:9784811906485
。出版社:筑波書房
。判型:A5
。ページ数:207ページ
。価格:2500円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCVD。