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子どもは描く 普及版

「さくらんぼ坊や」の子どもたち

著:斎藤 公子

紙版

内容紹介

子どもが描く絵は、まるでカルテのように子どもの様子を写し出す。その絵から、心の状態や身体の不調までも読み解き、子育てに活かした実践記録。そこに見える子どもの脳と心の発達は、世界共通。600点の絵をオールカラーで収載。絶版となっていた青木書店から出版されていた『子どもはえがく』(本体7000円+税)の普及版。

目次
序章 子どもはえがく
第1章 1歳から6歳までの描画
第2章 A男の絵が語るもの
第3章 B子の絵が語るもの
第4章 子どもは変わる
    ―人間の子どものすばらしい可能性を絵にさぐる
第5章 物語の絵
第6章 私が最後に担任した子どもたちの絵

これらの絵は、その時の子どもを知るうえで貴重な資料であった。なぜなら、その絵を見るとき、原始芸術に見られるようなふしぎな魅力を感じると同時にその時のその子どもの脳に何が、どのように映っているのか、またその時の子どもは幸福であったか、不幸に感じていたかも手にとるようにわかるからであった。

目次

目次
序章 子どもはえがく
第1章 1歳から6歳までの描画
第2章 A男の絵が語るもの
第3章 B子の絵が語るもの
第4章 子どもは変わる
    ―人間の子どものすばらしい可能性を絵にさぐる
第5章 物語の絵
第6章 私が最後に担任した子どもたちの絵

著者略歴

著:斎藤 公子
斎藤公子(1920年ー2009年)保育実践家
富山市生まれ。東京女子高等師範学校にて、倉橋惣三の指導を受け、戸倉ハルより「リズム表現」を学ぶ。後に「律動」を西垣都美に、「リトミック」を小林宗作に学び、多くの子どもたちを保育する中から独自の「リズム遊び」を生み出す。宮武辰夫から知的障害がある子どもの描画について教えを受け、1956年埼玉県深谷市に「さくら幼児園」開園。統合保育の記録映画として1962年「3歳児」、1976年「育つ」、1977~85年「さくらんぼ坊や」シリーズが製作され、1986年「アリサ ヒトから人間への記録」がキネマ旬報ドキュメンタリー部門第一位受賞。斎藤公子の保育実践は“さくら・さくらんぼ保育”として全国に広がった。晩年、オランダから来日した重度脳性麻痺の子どもの保育にも尽力し、2003年には「第7回内藤寿七郎国際育児賞希望大賞・生命の尊厳賞」を受賞。2008~2010年「DVDブック子どもたちは未来」シリーズとして最後の実践を残した。『子育て錦を織る仕事』など著書多数。

ISBN:9784811841212
出版社:K-フリーダム
判型:A4
ページ数:180ページ
価格:5000円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA