鉄を削る

シリーズしごとの発見

町工場の技術

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オーディオブック

著：小関　智弘

出版社：太郎次郎社

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内容紹介

町工場から生まれる〈やわらかな技術〉が、大企業の工場ではできない仕事をこなしてしまうのはなぜか。ありふれた旋盤を使って鉄を削る仕事のなかで、耳は切れ味を聞き、鼻は鉄の匂いをかぐ。よい工場はよい道具を作り、結果として〈人〉もつくりあげてしまう。

I……鉄とのコミュニケーション

　　いい音、澄んだ音／銅の色・ステンレス綱の色／旋盤工がなにを言うか／

　　鉄は匂うか／体のなかの“カナリア”／ロボットは鉄と語り合えるか

II……手で獲得する人生

　　熟練への玄関口／壁紙も鉄も伸びる／左甚五郎の鉋／ウデと指

III……やわらかな技術

　　　水のなかにドボン／手配師の誤算／“釣竿”を削る

コラム◎紙の上で鉄を削った

IV……ハンドルのない機械

　　　これまでの旋盤とNC旋盤／NC入門／わたしの職業訓練大学

V……技術の“いま”

　　熟練の意味／芯出しをめぐる技術／職場がいきいきするとき／

　　バイトが退化する／技術の復権

著者略歴

著：小関　智弘
1933年、東京生まれ。
都立大学附属工業高校卒業後、旋盤工として町工場に勤務する。
そのかたわら、執筆活動をつづけ、作品を発表する。
◎おもな著書
『大森界隈職人往来』（朝日新聞社、81年）--第8回日本ノンフィクション賞
『粋な旋盤工』（風媒社）、『春は鉄までが匂った』（晩聲社）、『羽田浦地図』（文芸春秋）ほか

ISBN：9784811800493
出版社：太郎次郎社
判型：A5
ページ数：208ページ
定価：2136円（本体）
発行年月日：1985年06月。

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著者略歴