はじめに(村上曜)
参考図版
訳者による解説
(1)ヴェルクマイスターの人物と業績
(2)ヴェルクマイスターの思想
(3)本書の概要
(4)訳文について
(5)音律計算の基礎
(6)ドイツ式オルガン・タブラチュア譜について
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ヴェルクマイスター『音楽の逆説的談話』(1707年)全訳
表紙図版と対訳
献辞・挨拶文
序文
各章の索引と内容
序章
第1章 音楽的数比の分割について本作へのひとつの準備。
第2章 天国への道のりは調和的であることの数学と聖書による証明。
第3章 いかに人間の肉体と魂は調和的に創造されたか。ならびに星辰の作用について。
第4章 なぜ人間は音楽を喜ぶのか。また、作曲家や音楽家はどこから生まれたのか。
第5章 神の似姿たる人間は音楽を通じて創造主を讃美すべきであること、聖書にでてくる建物や時代もまた霊的音楽の調和的奇蹟であることについて。
第6章 権威者たちが止めさせられるであろう音楽の濫用について。
第7章 人々がいかなる性向を持ち、音楽を好んでいるか。また、異教徒たちは音楽に関していかに遠いところにいるか。
第8章 初期キリスト教徒たちの音楽とその変化について。
第9章 ソルミゼーションと線譜から生じる大変な難点。
第10章 線譜にはそれ自体に大きな難点があることの証明。
第11章 いかにすべてが十二音だけで演奏あるいは歌唱し得るかという証明。
第12章 五線譜は十二音名以上に多数の変位を持つことのさらなる証明。
第13章 音律はどのように吟味され得るのか。そして、ドイツ式タブラチュア譜について。
第14章 クロマティックな五線譜は調律した鍵盤にいかに適用されるか。
第15章 コラール唱の無秩序について。
第16章 古いオルガンの単純さ。
第17章 旋法はどのように区別されるか。
第18章 調和数の本性と属性について。
第19章 数のもつ隠された意味について。
第20章 調和数がそれ自体で分割された場合の属性について。
第21章 調和数の分割について。
第22章 音楽に不協和をもたらす数の性質について。
第23章 調和基礎数はいかにうまく調律された音律へ変容させられるのか。また、それらの隠された意味について。
第24章 不適切な音律と誤ったキリスト教の比較。
第25章 音律はいかに完全あるいは不完全であるか。音律はいかにキリスト教と比較され得るか。
第26章 音楽的数比を使った主の祈り。そして結語。
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付録 シュターデンの円環図/テトラクテュス/教会旋法
参考文献
人名索引