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編著：監修 工藤香澄／企画・編集 NUKAGA GALLERY
芥川紗織（アクタガワサオリ）
1924年、愛知県渥美郡高師村（現・豊橋市）に生まれる。1947年、東京音楽学校（現東京藝術大学）声楽部に入学するも作曲家・芥川也寸志との結婚により音楽を断念。しかし表現への渇望は癒しがたく絵画表現への道を歩む。染色を野口通方、絵画を猪熊弦一郎に学び、1955年には岡本太郎が選出した二科会の「第九室（九室会）」に出品して特待賞を受賞、画壇の寵児に。1957年、也寸志と離婚し2年後渡米、「アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク」にて、新しい息吹の中、抽象表現への道を志向する。1962年に帰国、抽象絵画を発表し始める。翌年、建築家の間所幸雄と結婚。1966年、妊娠中毒症により41歳の若さでこの世を去る。