出版社を探す

街路樹を楽しむ15の謎

著:渡辺 一夫

紙版

内容紹介

日本の有名な街路樹や、人気のある街路樹種を取り上げ、その歴史・エピソードをからめながら、樹木の生態・生き様を解説。人の暮らしと深いかかわりをもつ街路樹の面白い側面が見えてくる。明日からの街歩きが楽しくなる、新緑の季節にベストの1冊。

目次

ケヤキ│欅│スリムな樹形のケヤキには、意外な使い道があった
ナンキンハゼ│南京櫨、南京黄櫨│ロウが採れるかわいい実が引き起こした騒動とは?
イチョウ│銀杏│全国植栽本数ナンバーワンに君臨する街路樹のエリート
ソメイヨシノ│染井吉野│街路樹としては欠点だらけ。でも大人気のわけは?
キョウチクトウ│夾竹桃│好き嫌いが分かれる、美しくて毒のある木
ハナミズキ│花水木│人気が急上昇した日米友好のシンボル
ニセアカシア│別名ハリエンジュ│国土を救ったヒーローも、今では侵略者扱いに……
コブシ│辛夷│花の色香は、なぜ生まれたか?
シダレヤナギ│枝垂柳│平城京にも植えられた、多芸多才な街路樹
ポプラ│別名セイヨウハコヤナギ│倒れても、思い出に残るユニークな姿
プラタナス│別名モミジバスズカケノキ│おしゃれな街路樹は手間ひまお金がかかる
ヤマボウシ│山法師│サルが作った、とろりと甘い果実
トチノキ│栃の木│栄養たっぷりの大きな実も、街路では悩みのタネに……
タブノキ│椨の木│酒田大火を体験した火伏せの木
ナナカマド│七竈│赤い実が美しい、北海道でもっとも植えられている街路樹

コラム
   並木のイルミネーション
   イチョウの葉の活用法
   街路樹の健康診断
   剪定枝のゆくえ
   フルーツの街路樹

著者略歴

著:渡辺 一夫
森林インストラクター。1963年、横浜市生まれ。東京農工大学大学院修了。農学博士。森林インストラクターとして、樹木と人間のかかわりや、森の成り立ち、仕組みを解説する仕事をしている。山歩きが趣味だが、風景や樹木などを眺めているうちに時間がなくなり、山頂まで登れなくなることも少なくない。主な著書に、『森林観察ガイド』『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか』『アセビは羊を中毒死させる』『公園・神社の樹木』(すべて築地書館)がある。

ISBN:9784806714545
出版社:築地書館
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2013年04月
発売日:2013年04月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WM