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アジア仏教美術論集

東南アジア

編:肥塚 隆

紙版

内容紹介

美術史・建築史のみならず、 歴史、 宗教、 考古学など幅広い専門分野の研究者による最新の論考18編を収録した、わが国初の東南アジア美術に関する論文集。
アジア仏教美術論集【全12巻】の第5回配本。

目次

総論 東南アジアの古代中世美術
1 信仰・歴史・刻文(七世紀の東西回廊を行く―玄奘・那提・義浄
銀貨の「シュリーヴァッツァ」について
プランバナン寺院ラーマーヤナ浮彫が語る「死」の諸相―テクスト伝承との比較から
一〇世紀以前の古ジャワ語刻文に見られる宗教関連事項の検討―寺院・神・儀礼
インドネシアにおける密教の展開
刻文史料から見たアンコール朝の仏教とその展開)
2 美術(クメール・アンコール時代の九曜像について―タイ・バンコク国立博物館所蔵のロレイ出土像を中心に
ドヴァーラヴァティーにおける法輪信仰と図像の展開
東南アジアにおける多臂観音の図像について
アンコールの仏教寺院プレアカンにおけるヒンドゥー教図像の解釈
アンコールの観音像に見る経典と図像の関係性―『カーランダヴューハ』写本との比較から
バガン遺跡における本尊初探―一一世紀‐一四世紀の四仏・五仏を中心に)
3 建築(前アンコール時代の都市と建築にみる国土聖化の構想
古代ジャワ建築の編年論―プランバナン寺院の建築年代を中心に
コンバウン朝ミャンマーの木造僧院建築―「連結型」本坊の成立をめぐって)
4 工芸(祭儀の器としてのクメール陶器
一四〇〇年期のベトナム陶磁―鉄絵を定点として
日本におけるタイ向け輸出用更紗に関する一試論)

著者略歴

編:肥塚 隆
大阪大学名誉教授。

ISBN:9784805511299
出版社:中央公論美術出版
判型:A5
ページ数:624ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA