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光琳論

著:仲町 啓子

紙版

内容紹介

 琳派の始祖・尾形光琳(1658-1716)について、著者永年の研究を書下ろしにて集大成する。光琳の子孫の小西家に伝わった文書・画稿類、さらには同時代の資料を元に、光琳の伝記を再考することで、彼の絵画制作に対する研鑽の跡を追った。先学の研究を参照しつつも、既知の完成作品にも新たな解釈を加え、光琳の歩んだ道を描き出すことを目的とし、その全体像を新たな視点から、かつ一貫した構想によって捉えなおす。

目次

はじめに
第一章 研究史と本書の構成
第二章 江戸時代前半の京都と尾形家の人々
第三章 絵師として立つ-公家社会への接近と光琳初期の制作-
第四章 新たなる出発と《燕子花図屏風》
第五章 光琳の江戸行きの成果と意味
第六章 晩年の造形と《紅白梅図屏風》
巻末資料 小西家旧蔵資料
あとがき

ISBN:9784805508800
出版社:中央公論美術出版
判型:B5変
ページ数:364ページ
定価:24000円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AFC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ