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加害者・被害者のための図解[交通事故]完全対応マニュアル

3訂版

事故直後にやるべきことから示談交渉の進め方まで

著:鈴木 清明

紙版

内容紹介

当事者となったとき何をすればいいのか? 事故現場ですべきこと、損害賠償の相場、示談後に生じた後遺症への対処等、あらゆる状況への解決法がわかる。絶大な支持を得た好著がさらに充実。本書はあなたの頼れる弁護士になる!

目次

交通事故の問題をスムーズに解決するために……まえがきに代えて

PART1 事故発生直後にやっておくべきこと
   01 事故発生から解決までの流れを知っておこう
      早期解決への近道は、示談成立までの流れを把握すること
   02 事故直後にしなければならないことは?
      被害状況の確認、負傷者の救護など4つの措置をとらなければならな
      い
   03 事故現場で最初にすることは?
      運転免許証の提示を求めて、加害者の素性を確認する                                 
   04 事故後に早急に行なうべきことは?
      保険会社への報告、病院での診察を受ける

PART2 自動車保険について確認しておこう
   01 自動車保険の種類と違いを確認しておこう
      自賠責保険と任意保険では、補償範囲や保険金額が大きく違う
   02 損害賠償金を請求する方法は?
      直接請求できる「保険金の請求先」をあらかじめ知っておく

PART3 示談交渉について知っておこう
   01 示談交渉の前に知っておくべきことは? 1
      示談成立後は、原則として「やリ直し」「取り消し」はできない
   02 示談交渉の前に知っておくべきことは? 2
      損害賠償はどこまで認められるのか
   03 示談交渉の開始時期はどう決める?
      傷害・死亡・物損など、事故の種類で開始時期は違ってくる
   04 示談交渉を有利に進めるために知っておくべきこと
      示談交渉には「交渉パターン」「決めどき」がある
   05 示談書を作成するときはどこに注意する?
      加害者・被害者の氏名、事故の表示、条件などを簡潔に書く
   06 示談交渉がスムーズに進まないときは?
      弁護士による無料相談や、裁判所での調停・訴訟による解決を考える

PART4 損害賠償の基礎知識-1傷害事故
   01 傷害事故で請求できる損害賠償の範囲は?
      「治療関係費」「休業期間の減収分」「慰謝料」などを請求できる
   02 積極損害はいくらまで請求できる?
      通常の治療費や入院費は、病院の請求書・領収書の全額を請求できる
   03 ケガなどによる減収分はいくら請求できる?
      休業損害として入院・通院期間中の実際の減収分を請求できる
   04 傷害事故で慰謝料はいくら請求できる?
      入院・通院、ケガなどに応じて金額は定額化されている

PART5 損害賠償の基礎知識-2後遺症
   01 後遺症での損害賠償の請求方法は?
      「後遺障害診断書」を医師に書いてもらい、後遺症の事実を証明する
   02 後遺症による減収分はいくらまで請求できる?
      年齢・収入・等級などに応じて、将来の減収分を一括請求できる
   03 後遺症で請求できる慰謝料の金額はいくら?
      後遺症の等級に応じて金額は定額化されている
   04 後遺症の積極損害はいくらまで請求できる?
      積極損害では、将来の治療費なども請求できる

PART6 損害賠償の基礎知識-3死亡事故
   01 死亡事故で請求できる損害賠償の範囲と額は?
      治療後に死亡した場合は、傷害事故の積極損害や慰謝料も加算される
   02 死亡で失われた将来の収入分はどうなる?
      年齢・収入に応じて、働けるはずだった期間の収入を一括請求できる

PART7 損害賠償の基礎知識-4物損事故
   01 物損事故で注意すべきポイントは?
      自賠責保険からは保険金が出ないなど、人身事故との違いを理解する
   02 車の損害賠償で認められる範囲は?
      ケースに応じて修理費用・代車使用料・休車補償などが認められる

PART8 「過失相殺」について理解しておこう
   01 「過失相殺」とはなんだろう
      被害者に過失があれば、損害額から過失割合分が減額される
   02 過失相殺で自動車保険の支払いはどうなる?
      自賠責保険と任意保険では、過失相殺の適用範囲が異なる
   03 過失相殺以外に減額される項目は?
      事故による損害以上の利益は「損益相殺」で控除される

PART9 過失割合の基本を押さえておこう
   過失割合の基本1 歩行者と車の事故
    横断歩行者の事故/対向・同一方向に進行する歩行者の事故/歩行者が路
    上で寝ていたり、座り込んでいた場合の事故/後退車による事故
   過失割合の基本2 歩行者と自転車の事故
    横断歩行者の事故/対向・同一方向に進行する歩行者の事故/道路外・車
    道から歩道・路側帯に進入してきた歩行者の事故
   過失割合の基本3 車同士の事故
    交差点における直進車同士の出会い頭事故/交差点における右折車と直進
    車との事故/交差点におけるその他の事故/道路外出入車と直進車との事
    故/対向車同士の事故/転回車と直進車との事故/同一方向に進行する車
    両同士の事故/駐停車車両に対する追突事故/緊急自動車と四輪車との出
    会い頭事故
   過失割合の基本4 バイクと車の事故
    交差点における直進車同士の出会い頭事故/交差点における右折車と直進
    車との事故/交差点における左折車と直進車との事故/道路外出入車と直
    進車との事故/対向車同士の事故/同一方向に進行する車両同士の事故/
    転回車と直進車との事故/ドアの開放事故/駐停車車両に対する追突事故
    /渋滞中の車両間の事故
   過失割合の基本5 自転車と車の事故
    交差点における直進車同士の出会い頭事故/交差点における右折車と直進
    車との事故/交差点における左折車と直進自転車との事故/歩行者用信号
    機が設置された横断歩道などでの事故/道路外出入車と直進車との事故/
    対向車同士の事故/進路変更に伴う事故/転回車と直進車との事故/交差
    点以外における横断自転車の事故
   過失割合の基本6 高速道路上の事故
    合流地点での事故/進路変更に伴う事故/追突事故/落下物による事故/
    歩行者と車との事故
   過失割合の基本7 駐車場内の事故
    車同士の事故/歩行者と車との事故
巻末資料 

ISBN:9784804718309
出版社:大和出版
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2016年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RPT