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ここ数年、世界を苦しめてきた新型コロナウイルスによるパンデミックが収束局面に向かい、民間航空業界には以前のような活気が戻ってきた。大打撃を受けた国際線も続々と復活し、航空需要は急速に拡大している。もともとパイロットが大量退職する「2030年問題」に備えて積極的な採用活動を行ってきたエアライン各社だが、ポストコロナ時代を迎えてパイロット需要はますます増大しそうだ。また、防衛力の増強が迫られる中、自衛隊などもパイロット人材を従来以上に求めている。「パイロット＝狭き門」というイメージはあるが、実は航空業界の中で最も採用意欲の強い職種なのだ。本書では、そんな航空業界や官公庁（自衛隊・海上保安庁）のパイロット採用に関し、採用担当者に試験や訓練の詳細を聞くほか、現役のパイロットたちにもインタビュー。プロパイロットという職業のやりがいや業務の実際などについて語ってもらう。そして、重要なのが夢を叶えるための進路となる各種教育機関。パイロットになるためにはエアライン各社の自社養成制度のほか、航空大学校、私立大学、民間フライトスクールなど多様なルートがあり、自分に合った道を選択することもできるが、こうした教育機関の施設や訓練内容なども詳しく解説する。大空をめざすパイロット志望者必読の一冊。

【特集】
［AIRLINE PILOT INTERVIEW］
現役機長たちが語る
私がめざすパイロット人生

最新鋭機A350の初期要員＆教官としても活躍
安全推進の最前線を飛ぶ
■JAL エアバスA350型機 和田尚機長
機長と医師を両立させる驚きのパイロット人生
あきらめなかった二つの夢
■ANA ボーイング777型機 川口憲治機長

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多くが新人パイロットを採用
日本の定期便エアライン一覧

エアラインパイロットなるための「4つのルート」を分析
自分に適した「道」を探そう
航空大学校、私立大学、民間フライトスクール
パイロット養成 最前線レポート
夢を翼にのせて、今日も空へ
・航空大学校
・法政大学
・桜美林大学
・崇城大学
・AHC

航空会社ごとに違いがある制度や事業内容を理解しよう
・自社養成パイロットの採用と訓練
・ANAグループ（FCAT）
・全日本空輸（ANA）
・ANAウイングス
・Peach
・ジェイ・エア

エアラインパイロットの採用ソースとして急拡大
私立大学という選択肢
・桜美林大学
・法政大学
・崇城大学
・第一工科大学
・千葉科学大学
・工学院大学
・NCN米国大学機構

業界からの信頼も厚いヘリ操縦訓練のエキスパート
日本フライトセーフティ

広大な日本の海の“警察であり消防”
海上保安庁の航空部隊

「航空学生」という選択肢
自衛隊パイロットへの道
・メインルートは航空学生 空自パイロット編
・空自より2歳広い受験チャンス 海自パイロット編

パイロットに必要な“身体のライセンス”
航空身体検査とは