消防ロープレスキュー理論 Whistle and Scissors
著:GRIMP JAPAN
内容紹介
消防のための、国際標準のロープを使用した救助技術を網羅した国内唯一の教科書が完成!
消防が携わるあらゆる分野の知識と技術が常にアップデートされているように、ロープを使用した救助技術も、その考え方、技術は日々アップデートされています。
本書は、ロープレスキューの考え方を始め、現在のスタンダードとなっている2系統、ロープアクセス技術、アンカーの種類、システム組み方、ハイアングルレスキュー、ノンテンション/テンションラインレスキュー等、ベースとなる知識から実践的な各種システムの図解まで現在のロープレスキューを幅広く網羅しています。
これからロープレスキューに取り組む方にお勧めなのはもちろんのこと、すでにロープレスキューに親しんでいるレスキュアーにとっても役立つ一冊です。
目次
【CONTENTS】
第1章 序章
世界のロープレスキューの歩み
日本のロープレスキューの歩み
これからのロープレスキューを考える
ロープレスキューを学ぶ理由
ロープレスキューの伝え方
第2章 基本編
2系統の考え方
装備
結索
アンカー
倍力システム
エッジ処理
第3章 実践編
ロープアクセス
アンカー
システムの組み方
メインビレイシステム(100%メイン 0%ビレイ)
TTRS ツーテンションロープシステム
高所救出・低所救出/ハイアングルレスキュー
System1 エッジマン2人 壁面あり 1人担架アテンド
System2 担架を出した後、エッジマンが担架にアテンドする方法
System3 エッジマン2人 壁面なし オーバーハング 2人担架別アテンド
System4 宙吊り状態の要救助者の2人降下進入でのピックオフ
System5 間口の狭い壁面のある場所でのエッジ通過とアテンド法
System6 低所からの引き上げ要領―担架下にエッジマン配置
System7 エッジマンのアクセスロープをレールにする手法
System8 宙吊り状態の要救助者の1人降下進入でのピックオフ
壁面なし オーバーハング
担架アテンドする時のRope to ropeの考え方
要救助者の2系統の考え方って?
ノンテンションラインレスキュー
System1 タグラインシステム ─ Tag line system ─
System2 ガイディングラインシステム ─ Guiding line system
System3 MAガイディングラインシステム ─ MA guiding line system
System4 スケートブロックシステム ─ Skate block system ─
System5 デフレクションラインシステム ─ Deflection line system ─
System6 クロスホールシステム ─ Cross haul system ─
テンションラインレスキュー
テンションラインレスキューとは
テンションラインの各ロープは、アンカーへどのように設定する?
System1 ツインテンションイングリッシュリービングライン(ジャーマン)
System2-1 イングリッシュリービングライン ダブルアサップ
System2-2 イングリッシュリービングライン ライフライン1本垂下
System3-1 ノルウェーリービングライン ダブルアサップ
System3-2 ノルウェーリービングライン ライフライン1本垂下
System4 フレンチ(フレミッシュ)リービングライン
System5 チロリアントラバース デュアルキャリッジ
System6 クートニーハイライン
System7 トラッキングラインシステム
第4章 現場運用編
ロープレスキュー&ロープアクセスの現場運用について
COLUMN
EMBC2016
DMDB vs. TTRS(最大停止力と最大停止距離の比較検証)
DMDB vs. TTRS(落石物に対する耐性比較検証)
ロープテーリング
テンションラインシステムの各ロープをアンカーへ、どのように設定する?
現場運用のための指揮?
ISBN:9784802212694
。出版社:イカロス出版
。判型:B5
。ページ数:280ページ
。定価:3900円(本体)
。発行年月日:2023年03月
。発売日:2023年03月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP。