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大名格差

江戸三百藩のリアル

著:安藤 優一郎

紙版

内容紹介

江戸時代の日本は徳川将軍家が率いる幕府と、三百諸侯と称された大名家が率いる実数約260もの藩が共同統治する時代であった。
大名といっても100万石から1万石まで格差は大きかったが、石高以外にも様々な基準で格付けされた。そうした区分が組み合わされることで家格は決まったが、その基本は将軍との関係である。将軍に近いほど優遇され、遠いほど冷遇された。
そんな幕府による大名統制の実態を、五つの視点から解明。「 石高でみる格差」「将軍との関係でみる格差」「江戸城でみる格差」「江戸藩邸でみる格差」「参勤交代でみる格差」という切り口を通して、未曾有の泰平の世を可能にした、幕府の巧妙な仕掛けに迫る。

著者略歴

著:安藤 優一郎
歴史家、文学博士(早稲田大学)。
江戸をテーマに執筆・講演活動を展開。主要著書に『江戸の間取り』(彩図社)、『お殿様の人事異動』(日経プレミアシリーズ)、『江戸の不動産』(文春新書)、『大名屋敷「謎」の生活』(PHP文庫)など。

ISBN:9784801304932
出版社:彩図社
判型:4-6
ページ数:222ページ
価格:1300円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ