翻訳としての文学
著:松本和也
紙版
内容紹介
「書かれた言葉を読む」とはどのような営為なのか。
異なる時代、地域、テーマの交錯点となった言語は、
いかに翻訳、受容され、時の読者にどのように敷衍されていったのか――
日本、フランス、アメリカ、中国など各国の近代文学を手がかりに考察する。
目次
序――書かれた言葉を読む 松本和也
ラルフ・ウォルド・エマソンとドイツ翻訳理論――ゲーテの影響を中心に 古屋耕平
19世紀フランス詩の日本における受容――マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールの場合 岡部杏子
1917年、近代日本文学の翻訳事件――その輪郭と時代性 吉田遼人
同時代小説としての中国文学と創作における日本語――『改造』「現代支那号」(1926年7月)について 中村みどり
佐々木高政英訳「吉備津の釜」(『雨月物語』)と掲載誌『英語研究』――戦時下日本文学翻訳の一面 山本亮介
フィリピン徴用時代の三木清による文化工作言説 松本和也
あとがき 松本和也
ISBN:9784801007987
。出版社:水声社
。判型:A5
。ページ数:232ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:2024年03月
。発売日:2024年03月26日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DS。