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今、絵画について考える

編:長屋光枝

紙版

内容紹介

今、あらためて絵画と出会い、絵画を語るための8つのアプローチ
画家はいかにして絵画空間をつくり出し、観者はそれをどう受け止めるのか。作品の背後に潜む画家の意図に鋭く迫り、錯綜する批評言説を丁寧に読み解くことで、秘められた絵画の力を解放し、新たな美術史の姿を描き出す。

目次

はじめに

「絵画」を描く――20世紀の絵画へ 長屋光枝
ジョルジュ・ブラックの触覚的な絵画空間――木目模様の描写を巡って(1911―19年) 杉本渚
抽象の探求――カンディンスキーとマレーヴィチの〝非対象/無対象〞の絵画 大島徹也
絵画と全方位――マレーヴィチ、リシツキー、モンドリアン 沢山遼
混淆するイスム(-ismes)――1891年におけるフランス前衛画家たちの布置 亀田晃輔
点描から垣間見える死――ジョルジュ・スーラからダミアン・ハーストへ 加藤有希子
画家としてのダミアン・ハースト――「桜」シリーズにおける実践をめぐって 小野寺奈津
絵画の手 平倉圭

図版一覧

著者略歴

編:長屋光枝
969年、岐阜県に生まれる。現在、国立新美術館学芸課長。近年の主な展覧会企画に、「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」(2019年)、「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡――市民が創った珠玉のコレクション」(2022年、いずれも国立新美術館)などがある。

ISBN:9784801007710
出版社:水声社
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2023年12月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D