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変革型経営コンサルタントの実践教科書

著:森 泰一郎

紙版

内容紹介

数年前から世界のトレンドは第4次産業革命だといわれています。
しかし、日本企業を取り巻くビジネス環境は厳しさを増しており、その中で、コンサルティングが改めて求められる状況です。

コンサルティングに関する書籍は多数あるものの、「変化の時代にクライアントをいかに変革するか」というクライアントが最も期待する内容をテーマとしている書籍は少ないため、本書では、変化の時代にクライアントに求められる経営コンサルティングの勘所を押さえられるように、最新のスキルと技・知識を伝授します。

前半でこれからの時代にあわせた新規事業開発や組織変革といった経営者が最も重要視している「変革型」のコンサルタントになるために必要なスキルや思考法について説明し、後半でクライアントの状況に応じて、「変革型」コンサルタントになるための実践的なスキルを事例に基づいて紹介します。抽象論で終わらず、クライアントの懐に入り込み、課題を解決するための具体的なメソッドを学ぶことができる一冊です。

目次

はじめに
第1部 これからのコンサルタントの基礎

第1章 変革型経営コンサルタントになろう
1-1 なぜ今、変革が重要なのか
1-2 変革が苦手な日本企業の背景
1-3 変革型経営コンサルタントの存在意義  
1-4 変革型経営コンサルタントのクライアント

第2章 変革型経営コンサルタントの3つの武器
2-1 論点設計力 
2-2 変革スキル
2-3 変革コミュニケーションと期待値調整

第3章 変革のためのフレームワーク
3-1 戦略フレームワーク
3-2 組織フレームワーク
3-3 テクノロジーフレームワーク 

第4章 業務管理の方法
4-1 プロジェクト管理方法
4-2 スケジュール管理方法 
4-3 営業開拓方法
4-4 クライアント・マネジメントとフォローアップ方法

第2部 ケースで学ぶコンサルタントの必須スキル

第5章 営業改革プロジェクト推進法
5-1 STEP1 顧客の現状=ムリ・ムダ・ムラの分析
5-2 STEP2 重点顧客の再ターゲティング
5-3 STEP3 上位・中位営業人員の分析
5-4 STEP4 勝ちパターンの型化と共有
5-5 STEP5 リソースの最適配置と営業管理の高度化

第6章 業務改革プロジェクト推進法
6-1 STEP1 あるべき姿の定義
6-2 STEP2 部署・チーム単位での現状のプロセスの把握
6-3 STEP3 フレームワークを活用した改革手法の立案・検討
6-4 STEP4 業務改革の推進
6-5 STEP5 フォローアップ/定着化

第7章 新規事業開発プロジェクト推進法
7-1 STEP1 業界を取り巻く環境変化の見立て
7-2 STEP2 変化に対するニーズの抽出
7-3 STEP3 事業候補領域の洗い出し
7-4 STEP4 評価・優先順位付け
7-5 STEP5 ビジネスモデルおよび拡販戦略の策定

第8章 組織変革プロジェクトの推進方法
8-1 STEP1 あるべき姿の定義
8-2 STEP2 組織課題の詳細分析
8-3 STEP3 変革チャネルの設計
8-4 STEP4 変革の実施とフォローアップ 
おわりに
参考文献

著者略歴

著:森 泰一郎
経営コンサルタント。
株式会社森経営コンサルティング代表取締役。株式会社ask technologies代表取締役。ニフティライフスタイル株式会社社外取締役。
1988年生まれ。東京大学院経済学研究科経営専攻卒業(指導教授・藤本隆宏)。東京大学大学院にて経営戦略を研究。経営コンサルティングファームを経て、IT企業の経営企画マネージャーとして実際に業界・DX変革をリード。その後上場IT企業の取締役COO/CSOを歴任。
現在成長企業から大手企業向けの経営コンサルティング、新規事業開発、M&A戦略を手掛ける。上場企業であるニフティライフスタイル株式会社の社外取締役も務める。
2020年8月に『アフターコロナの経営戦略』、2021年2月に『アフターコロナのマーケティング』、2021年11月に『ニューノーマル時代の経営学』(いずれも翔泳社)を執筆。共著に『建築ものづくり論』(2015年7月、藤本隆宏、野城智也、安藤正雄、吉田敏と共著、有斐閣)がある。

ISBN:9784800590633
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
判型:A5
ページ数:264ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ