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4巻は、性や障がい、民族など、わたしたちの社会にある多様性についてわかりやすく解説。社会のなかで多数を占めるマジョリティと少数のマイノリティの間にある差別や不平等をなくすにはどうすればいいのか？　だれもが生きやすい社会に変えていくためのヒントがつまったシリーズ最終巻。

監：岩渕功一
シドニー工科大学名誉客員教授（Adjunct Professor)。早稲田大学卒業後、日本テレビに勤務。その後オーストラリアへ移住し、西シドニー大学でPh.D/ 博士号（カルチュラル・スタディーズ）取得。主な研究テーマは差異の包含と多文化共生、国際交流と越境対話。国際基督教大学助教授、早稲田大学国際教養学部教授、メルボルンのモナシュ大学アジア研究所長などを歴任。日本とオーストラリアを行き来しながらアジア・ヨーロッパ・北米の研究者と国際共同研究に取り組み、英語・日本語で数多くの著書・論文を出版。日本語の著書として『多様性との対話』（編著、青弓社）、『トランスナショナル・ジャパン』（岩波現代文庫）など。互いの差異を認めてケアし合う共生社会の構築に向けて批判的なひらかれた学びと対話の展開に取り組んでいる。