序章 今、人事評価に求められていること
第1章 評価者になったら知っておくべきこと
1-1 若手には通用しない“昭和な管理職”の思考:マネジメントの前提をアップデートしよう
1-2 部下が求めているのは金銭的な見返りだけではない:「金銭報酬」と「感情報酬」
1-3 原資が有限だからこそ人事評価は難しい:「絶対評価」と「相対評価」
1-4 ルールそのものより、そこに何のメッセージを込めるか:万人に公平なルールや制度は存在しない
1-5 人の成長過程には仕組みがある:「成長期待直線」と「成長実感曲線」
〈コラム〉「ジョブ型雇用」になったらどうなる?
第2章 評価がうまくいく目標設定の方法とは?
2-1 人事評価は目標設定が9割:ここがうまくいけば、あとが楽になる!
2-2 目標設定技術を高めよう(1)「SMART」の観点:モチベーションを高める具体的な目標を
2-3 目標設定技術を高めよう(2)要素に分解する:望ましい行動に落とし込む
2-4 設定した目標の運用技術を高めよう:「IDEA」の観点
第3章 納得感の高い評価のつけ方とは?
3-1 評価者の隠れたバイアスにご注意:本当の意味でフラットな人は存在しない
3-2 評価項目を自分のチームに最適化する:重視する要素を絞る
3-3 評価の基準はどうやってそろえる?:評価者の悩みどころ
第4章 評価を伝えるうえで相手を理解するには?
4-1 モチベーションが上がるのはどんなとき?:「アタック」「レシーブ」「シンキング」「フィーリング」タイプ
4-2 キャリア観はどっち?:「山登り型」と「川下り型」
4-3 上司と部下の認識ギャップは?:「充実」「天狗」「卑下」「停滞」モード
4-4 タイプ、キャリア観、認識ギャップは「状況によって変わる」:「決めつけ」にご注意
第5章 成果と成長を促す評価の伝え方とは?
5-1 面談を行うときの基本的な型:しっかり準備して臨む
5-2 面談の心構え(1)「face to face」より「side by side」:評価は部下の成長のためにある
5-3 面談の心構え(2)「ロジック」より「モチベーション」:相手を納得させることより重要なこと
5-4 面談の心構え(3)「問題抽出」より「課題設定」:目指す姿とのギャップをどう埋めるか
5-5 面談の心構え(4)「伝える」ではなく「伝わる」が重要:人は「変われ!」と言われても変わらない
5-6 面談の心構え(5)目に見えない「前提」を問う:「表層深層フレーム」
5-7 「面談で何を言うか」より「日常でどう会話しているか」:ルールやテクニックよりも、信頼関係
〈コラム〉心理的安全性が注目される理由
付録1 目標の要素分解[事例集]
付録2 「表層深層フレーム」に基づく評価のすり合わせ[事例集]