不安と緊張に悩む人のための 心の講話と全治の道 -森田療法家・宇佐晋一の思い-
著:宇佐晋一
紙版
内容紹介
森田療法の創始者である森田正馬から森田療法を直伝された宇佐玄雄の子で、精神科医・森田療法家であり、2015年まで京都・三聖病院で治療していた、宇佐晋一が「森田療法」の精神療法の心得をエッセイとして読者に届ける本です。
第一章では、森田療法を考案した森田正馬の「あるがまま」とは何か。また、森田療法という精神療法において、なぜ薬がいらなかったのか。医師と患者も共に修養者として同じ目標を持つことこそが精神療法の神髄であることを解説します。
第二章では、学会の本に寄稿された内容を基に、森田療法家の宇佐玄雄・宇佐晋一親子の人生と著作を基に解説しています。
第三章では、著者が病院長であった三聖病院に入院した患者の退院までの日記をとおして、患者が全治する経緯を紹介、全治とはどのような状態であるのかを掲載します。
目次
第一章 修養をめぐる新鮮な課題
第二章 森田療法と宗教の接点
第三章 特別寄稿 宇佐玄雄・宇佐晋一を《読む》 東京慈恵会医科大学 名誉教授 中村敬
第四章 高〇昭〇氏の入院日記