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図解入門 よくわかる最新 システム開発者のための仕様書の基本と仕組み[第4版]

第4版

著:増田智明

紙版

内容紹介

◆仕様書で情報を整理する!

ITプロジェクトには、
さまざまな「情報」と「人」が入り交じっています。
それゆえ、全体像が掴みにくく、情報が混乱して
遅延や失敗に終わるケースが少なくありません。

プロジェクトを成功に導くには、
入り交じる情報を「仕様書」で正確に整理し、
関係者の認識を統一することが必要です。

本書では、要求定義から納入、リプレースの流れとともに、
要求定義書や要件定義書、基本設計書などの
「仕様書」の種類と目的、作成のポイントと注意点、
各開発工程での使い方などをストーリー形式で解説します。


【目次】

第1章 システム開発の流れ
◎システム開発の流れの概要
◎プロジェクトの流れ
◎成果物の流れ
...ほか

第2章 業務分析-要求定義書
◎顧客が望む目標を分析する
◎システムの利用者を考える
◎業務の流れを図式化する
...ほか

第3章 システムの検討①-要件定義と基本設計
◎『提案書』作成の流れ
◎要件定義でイメージを統一する
◎基本設計でシステムの概要を検討する

第4章 システムの検討②-外部設計
◎基本設計から外部設計へ
◎外部設計における視点の重要性
◎外部設計での問題への対応
...ほか

第5章 文書作成における注意点
◎顧客と開発者の用語を統一する
◎文書のつながりを考える
◎文書全体の流れを考える
...ほか

第6章 要素の抽出-外部設計と内部設計
◎外部設計と内部設計の違い
◎ユーザー機能の抽出
◎既存システムとの連携と仕様変更
...ほか

第7章 試験項目に対する視点-試験工程
◎クリアする目標を明確にする
◎自動化される単体試験の活用
◎ユーザー視点での試験
...ほか

第8章 スケジュールと見積り
◎開発スケジュールの決め方
◎見積りの出し方
◎品質計画の立て方
...ほか

第9章 工程の進め方
◎進捗の管理
◎要件定義工程での進め方
...ほか

第10章 仕様変更に対応する-要求管理
◎顧客から要求される仕様変更
◎仕様書の量と仕様変更
...ほか

第11章 不具合に対処する-障害情報
◎障害票の流れ
◎対処の記録
...ほか

第12章 システム移行に対応する-移行計画
◎システムをリプレースする
◎移行計画を立てる
...ほか

第13章 ナレッジマネジメント
◎プロジェクトの情報を残す
◎プロジェクトの情報を参照する
...ほか

.

目次

第1章 システム開発の流れ

◎システム開発の流れの概要
◎プロジェクトの流れ
◎成果物の流れ
◎情報の流れ


第2章 業務分析-要求定義書

◎顧客が望む目標を分析する
◎システムの利用者を考える
◎業務の流れを図式化する
◎利用者の視点からシステムを記述する
◎ベータ版と順次リリース


第3章 システムの検討①-要件定義と基本設計

◎『提案書』作成の流れ
◎要件定義でイメージを統一する
◎基本設計でシステムの概要を検討する


第4章 システムの検討②-外部設計

◎基本設計から外部設計へ
◎外部設計における視点の重要性
◎外部設計での問題への対応
◎ユーザーインターフェイスを重視する場合


第5章 文書作成における注意点

◎顧客と開発者の用語を統一する
◎文書のつながりを考える
◎文書全体の流れを考える
◎パッケージアプリやWebアプリ開発での文書や用語集


第6章 要素の抽出-外部設計と内部設計

◎外部設計と内部設計の違い
◎ユーザー機能の抽出
◎既存システムとの連携と仕様変更
◎内部設計の省力化


第7章 試験項目に対する視点-試験工程

◎クリアする目標を明確にする
◎自動化される単体試験の活用
◎ユーザー視点での試験
◎安全な運用に関する試験


第8章 スケジュールと見積り

◎開発スケジュールの決め方
◎見積りの出し方
◎品質計画の立て方
◎構成管理の実行方法


第9章 工程の進め方

◎進捗の管理
◎要件定義工程での進め方
◎設計工程での進め方
◎実装工程での進め方
◎試験工程での進め方
◎計画の実行と仕様書の役割


第10章 仕様変更に対応する-要求管理

◎顧客から要求される仕様変更
◎仕様書の量と仕様変更
◎突発的な問題による仕様変更
◎試験工程での仕様変更
◎リリース後の変更、バージョンアップ


第11章 不具合に対処する-障害情報

◎障害票の流れ
◎対処の記録
◎対処方法の分類
◎プロジェクト管理の視点


第12章 システム移行に対応する-移行計画

◎システムをリプレースする
◎移行計画を立てる
◎運用手順を見直す
◎試験運用とデータ移行


第13章 ナレッジマネジメント

◎プロジェクトの情報を残す
◎プロジェクトの情報を参照する
◎過去のプロジェクトの情報を活用する
◎社内情報の形式知化


コラム
・プロジェクトマネージャの役割
・プロジェクトのビジョンを決める
・計画駆動とは何か?
・ウォーターフォールとスパイラルモデルの組み合わせ
・パッケージアプリ開発、Webアプリ開発
・プロジェクトリーダーの役割
・要求定義でのOSやミドルウェアの扱い
・提案書を提出する前に行うこと
・自分たちのために要件定義を作る
・外部設計とファンクションポイント法
・プログラマーの役割
・試験担当者の役割
・計画駆動は仕様変更を許容するのか?
・ラショナル統一プロセス風に「辞書」を作る
・ユーザビリティ試験を行う時期は
・プロジェクトバッファと保険
・利用者の代弁者
・試験工程のバーンダウンチャート
・カバレッジ率にこだわるべきか?
・フレームワークを更新して機能アップ
・納入時に注意すべき事柄
・要件から機能へのつながり
・試験工程での安定化を予測する
・障害票のトレーサビリティ
・システム移行時の見積り方法①
・システム移行時の見積り方法②
・テスタビリティに気を付ける
・システムの賞味期限

著者略歴

著:増田智明
増田 智明(ますだ ともあき)

大阪大学工学部から株式会社セックに入社。10年間の勤務の後、独立してフリーランスとして活動し、現在はプログラマと執筆に至る。基幹システムから、携帯電話、研究開発などのさまざまなプロジェクトに参画する。アジャイル開発、CCPMなどの知見を応用して予測可能なソフトウェア開発を模索中。

●主な近著
『現場ですぐに使える! Visual C# 2022逆引き大全 500の極意』(秀和システム)
『現場ですぐに使える! Visual Basic 2022逆引き大全 500の極意』(秀和システム)
『.NET MAUIによるマルチプラットフォームアプリ開発 iOS、Android、Windows、macOS対応アプリをC#で開発』(日経BP) など

ISBN:9784798071107
出版社:秀和システム
判型:A5
ページ数:340ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB