現場で使える税効果会計の教科書
著:藤原常烈
内容紹介
税効果会計は、もっとも難しい会計基準の1つです。
ただ計算するだけでも大変ですが、それに加えて、見積りや判断が多く、必ずしも全てが基準どおりに進むわけではありません。「理論だけをいくら学んでも、現場での経験がなければ活きた知識にならない」という点では、他のどの会計基準よりもその傾向が強いと思います。
書店に行くと、税効果会計の理論書としては、素晴らしい本がたくさん並んでいます。しかし、現場を書いた実践書は皆無です。だからこそ、本書で本当にお伝えしたいのは、税効果会計の現場です。
そのために、次のことを心がけました。
【現場で使っている言葉を使うこと】
【会計基準からの引用を必要最低限にすること】
【自分の見解を言い切ること】
本書では、税効果会計の現場を通して、税効果会計の怖さや難しさ、仕組みやロジック、そして、決算で炎上しないための事前準備のやり方を知ることができます。
本書を手に取ってくださった方が、税効果会計で失敗することがなく、現場で大いに役立てることを強く願っています。
目次
はじめに
第1章 税効果会計の基礎的な用語の解説
第2章 税効果会計が最も恐ろしい理由
第3章 税効果会計の計算方法
第4章 最重要!繰延税金資産の回収可能性の判断
第5章 ここまでのまとめ-分類ごとの繰延税金資産の計算方法
第6章 個別財務諸表での税効果会計の個別論点
第7章 連結財務諸表での税効果会計
第8章 グループ通算制度での税効果会計
第9章 後回し厳禁!実は大変な注記の作成
第10章 税効果会計と減損会計の密接な関係
索引
参考 本書で参照した会計基準の一覧
おわりに
ISBN:9784798068770
。出版社:秀和システム
。判型:A5
。ページ数:192ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2023年01月
。発売日:2023年01月06日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ。