出版社を探す

現場で使える税効果会計の教科書

著:藤原常烈

紙版

内容紹介

税効果会計は、もっとも難しい会計基準の1つです。
ただ計算するだけでも大変ですが、それに加えて、見積りや判断が多く、必ずしも全てが基準どおりに進むわけではありません。「理論だけをいくら学んでも、現場での経験がなければ活きた知識にならない」という点では、他のどの会計基準よりもその傾向が強いと思います。
書店に行くと、税効果会計の理論書としては、素晴らしい本がたくさん並んでいます。しかし、現場を書いた実践書は皆無です。だからこそ、本書で本当にお伝えしたいのは、税効果会計の現場です。
そのために、次のことを心がけました。

【現場で使っている言葉を使うこと】
【会計基準からの引用を必要最低限にすること】
【自分の見解を言い切ること】

本書では、税効果会計の現場を通して、税効果会計の怖さや難しさ、仕組みやロジック、そして、決算で炎上しないための事前準備のやり方を知ることができます。
本書を手に取ってくださった方が、税効果会計で失敗することがなく、現場で大いに役立てることを強く願っています。

目次

はじめに
第1章 税効果会計の基礎的な用語の解説
第2章 税効果会計が最も恐ろしい理由
第3章 税効果会計の計算方法
第4章 最重要!繰延税金資産の回収可能性の判断
第5章 ここまでのまとめ-分類ごとの繰延税金資産の計算方法
第6章 個別財務諸表での税効果会計の個別論点
第7章 連結財務諸表での税効果会計
第8章 グループ通算制度での税効果会計
第9章 後回し厳禁!実は大変な注記の作成
第10章 税効果会計と減損会計の密接な関係
索引
参考 本書で参照した会計基準の一覧
おわりに

著者略歴

著:藤原常烈
藤原公認会計士事務所代表。日本公認会計士協会所属。
2002年に中央青山監査法人(現、PwCあらた有限責任監査法人)へ入所。監査チームマネージャーとして製造業の監査、アドバイザリー業務を中心として関与する。
2014年に独立して藤原後任会計士事務所を設立。会計監査、経理支援、内部統制構築支援、非常勤監査役など、対応業務の幅は多岐にわたる。
著書に『現場のための実践!税効果会計~知らなきゃハマる実務のツボ~』(秀和システム刊)がある。

ISBN:9784798068770
出版社:秀和システム
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ