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SB新書 301

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質

著:松本 利秋

紙版

内容紹介

●世界のホンネがわかる「逆地図的視点」のススメ!

地図はついつい自国を中心に見てしまいがちである。
しかし、地図の向きを柔軟に変えて世界を眺める癖をつけることで、
実は世界の本当の姿がより見えやすくなるのである。
この本では、地図の東西南北の向きを柔軟に変え、
焦点となる場所が目立ち、本質が理解しやすい向きから、
現代起きている問題や過去から引きずっている問題を
地政学を援用しながら俯瞰していく。

たとえば、中国を中心に、
南北を逆さにした地図を見ることで、
中国が日本列島や島々に取り囲まれていることがわかり、
何とか出口を探そうとする戦略が理解でき、
尖閣諸島の問題などの本質がつかみやすくなる。

ほかにもロシア、中東、イスラム国、アメリカなどをめぐる
最近の情勢や各国の戦略などの本質をつかむことで、
今後の日本が歩むべき方向性がわかるであろう。

目次

序章 本当の世界を知るには地図を逆さにして見る
1章 逆さ地図でわかる新たな東西冷戦の始まり
2章 海をふさぐ日本列島は中国経済発展の障害か
3章 アラブの春から始まった新しい対立軸
4章 歴史を通じて深くつながる日本のとアジア
5章 アメリカのアジア回帰戦略と日本の再起動

著者略歴

著:松本 利秋
1947年高知県安芸郡生まれ。1967年高知県立安芸高等学校卒業、1971年明治大学政治経済学部政治学科卒業。ジャーナリストとして米国、タイ、カンボジア、北方領土、エジプト、ロシアなど紛争地帯を取材。1995年文化多元主義問題研究所理事。1997年明治大学・千葉工業大学兼任講師。1999年工学院大学兼任講師。2001年から千葉工業大学兼任講師として現在に至る著書に『戦争民営化』(祥伝社)、『早わかりアメリカ』(日本実業出版社)、『オサマ・ビンラディン』(竹書房)など多数。

ISBN:9784797381429
出版社:SBクリエイティブ
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:850円(本体)
発行年月日:2015年05月
発売日:2015年05月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS