福田徳三著作集 11
社会運動と労銀制度
編:福田徳三研究会
編:玉井 金五
編:杉田 菜穂
内容紹介
日本の経済学の黎明期、「社会厚生のために一身を捧げた一大学者にして一大運動家」であった福田徳三の先駆的業績を新編集により蘇らせた現代版。全巻に通底する「厚生の理論・歴史・政策」は、経済学のまさに学問的源流となった。各巻編集者の【解題】付。第11巻は、社会を凝視し、社会運動・社会政策の役割・必然性を原理論的に考察。労働争議の意義と労使関係の転換へ、福祉国家形成への役割を果たす。
目次
『社会運動と労銀制度(福田徳三著作集第11巻)』
福田徳三研究会 編/玉井金五・杉田菜穂 編・解題
【目 次】
刊行にあたって(西沢 保)
凡 例
『社会運動と労銀制度』 序
第一篇 社会運動の理論的根拠
第一章 社会観念の発達
第二章 人類生活共同化の行程
第三章 経済生活と人格生活
第四章 共同生活による人格の解放と制限
第五章 人格闘争としての社会運動
第二篇 労働争議の意義及び種類
第三篇 労銀制度
労銀制度討議報告要領
報告講演
付 録
(甲) 労銀形態調査数内訳表
(乙) 労銀二主要形態分布一覧表
[挿 図]
第一図 単純時間給
第二図 出来高給(請負給)
第三図 直線型賃銀形態の生産時間と労賃費
第四図 奨励加給付出来高給
第五図 奨励加給付時間給(累進時間給)
第六図 出来高利益分配制度の一(複雑分割制度の一)
第七図 出来高利益分配制度の二(複雑分割制度の二)
第八図 出来高利益分配制度の三(単純分割制度の一)
第九図 出来高利益分配制度の四(単純分割制度の二)
第十図 ローワン式による時間当り所得
第十一図 対数縦横線による賃銀形態
[別 表]
第一図 労働者一人当り一日賃銀ならびに一仕事当り労費比較図表
第二図 同上、三割三分の一加給付ハルシー式による場合
第三図 同上、五割加給付ハルシー式による場合
第四図 同上、ローワン式による場合
解 題(玉井金五・杉田菜穂)
年 譜
人名・団体名索引(巻末)
書誌索引(巻末)
ISBN:9784797280913
。出版社:信山社出版
。判型:A5変
。ページ数:324ページ
。定価:6000円(本体)
。発行年月日:2019年03月
。発売日:2019年03月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA。