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福田徳三著作集 9

経済学論攷

編:福田徳三研究会
編:山内 進

紙版

内容紹介

日本の経済学の黎明期、「社会厚生のために一身を捧げた一大学者にして一大運動家」であった福田徳三の先駆的業績を新編集により蘇らせた現代版。全巻に通底する「厚生の理論・歴史・政策」は、経済学のまさに学問的源流となった。第9巻:福田は、極窮状態の人の生存権は、国家と時代を超えた普遍的権利であると「極窮権論」を説く。その見事な先駆性が今蘇る。

目次

◇ 経済学論攷に序す

◆ 一 論 考

一 極窮権論考
二 株式会社本質及び起源雑考
三 都市の経済と社会政策
四 公営造物管見
五 本邦通貨指数の算定について
六 物価と通貨との関係について
七 金地金価格の騰貴について
八 不換紙幣論について
九 ロバート・リーフマンの貨幣新説
十 利潤分配制度とエルンスト・アッベ
十一 「利用」及び「非利用」なる術語について
十二 マルクスの真本と河上博士の原本

◆ 二 断  片

一 カント国家及び法律哲学管見(未完稿)
二 小野塚、牧野両博士の新著を読む
三 大学の本義とその自由
四 大学とは何ぞや
五 ヴェンティッヒ教授の経済学教授法改良意見を読む
六 経済学者中の偉大なる非経済学者
七 ランプレヒト逝く
八 逝けるベーベル

◆ 三 講  演

一 経済統計講話(その一)
二 経済統計講話(その二)
三 経済統計講話(その三)
四 経済大意講話


■解 題〔山内 進〕

年 譜/人名・団体名索引/書誌索引

ISBN:9784797280890
出版社:信山社
判型:A5変
ページ数:488ページ
価格:7800円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年11月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA