『経済学史研究(福田徳三著作集第7巻)』
福田徳三研究会 編/井上琢智 編・解題
【目 次】
刊行にあたって(西沢 保)
凡 例
一 キリスト教経済学説研究
一 トマソ・ダクィノの経済学説
付録 キリスト教と商業
二 利子禁止論一斑、殊に「ダムヌム・エメルゲンス」論
二 一七世紀オランダ経済学説一斑 殊に商国主義の学説
第一章 一七世紀におけるオランダ経済学説と日本経済学説
第二章 侵略的外国貿易と経済学の発達
第三章 オランダ経済学者概観
第四章 一七世紀オランダ経済学の主要問題、特にユセリンクス
第五章 真商国主義の代表学者ド・ラ・クール。結論
三 イギリスの学問としての経済学 殊に商国主義の始終
第一章 イギリスの学問としての経済学とその決算期
第二章 「ヒューマニスト」よりベーコンに至るイギリス帝国勃興時代の経済論
第三章 インド貿易と「マーカンティリズム」。世界商権成立時代の経済学説
第四章 商国主義の確立。マンとチャイルド
第五章 商軍国主義とオランダ凌駕論
第六章 新商国主義。特にバーボンの学説
第七章 バーボンの価値論
第八章 バーボン貨幣論
第九章 バーボンの信用及び利子論
第十章 バーボンの貿易論
第十一章 バーボンの貿易均衡論
第十二章 ノースの経済学説
第十三章 商国主義の終末。新趨すう勢せい起る
四 マルサス及びリカード研究
一 人口法則と生存権(マルサス対アーサー・ヤング)
付録 西洋学者不詮索の一例 『シュモラー年報』上のケーラーを難ず
二 価値の原因と尺度とに関するマルサスとリカードとの論争
付録 リカードの地代論よりマルクスへ
五 マルサス人口論出版当時の反対論者、特に生存権論者
第一章 マルサス反対論者の種類
第二章 人口法則と社会政策の理想
第三章 ゴドウィン、コンドルセ及びヤングの生存権論
第四章 ペインの生存権論
第五章 ペイリーの生存権論
第六章 その他学者の生存権論
六 英仏両国大小農制に関するアーサー・ヤングの研究
一 開 題
第一章 社会政策学会における小農保護論
第二章 神戸、気賀両教授の農村改良論
二 本 論
第一章 アーサー・ヤングの人となり、ならびに学問
第二章 『政治算術』に見あらわれたるイギリス大農論
第三章 『仏国旅行記』の英仏比較論とフランス小農論
七 学説史雑考(『続経済学研究』 第三篇)
一 ボワギルベールの貨幣論と三浦梅園の貨幣論
二 アンダーソンの地代論
三 ウスタリスの時代と学説(スペイン経済学史の一節)
四 ジョン・ロックの私有財産制度論
五 エミール・ルヴァスール先生の伝
解 題〔井上琢智〕
年 譜
人名・団体名索引
書誌索引