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吉本隆明全集 32

吉本隆明全集32

1990-2001

著:吉本隆明

紙版

内容紹介

〈長い時間をかけて連載された三冊の本〉
Ⅰ部に、1990年から1996年にかけて発表された「匂いを読む」、1995年から1997年にかけて発表された「写生の物語」を、Ⅱ部に、1994年から2001年にかけて発表された「食べものの話」を収める。いずれの連載も1997年8月の水難事故を間に挟んでいる。Ⅲ部には、1998年から1999年にかけて発表されたエッセイ・評論を、Ⅳ部には、同期間に発表された短文や後書きの類いを収録する。
月報は宇田川悟氏(作家)が執筆。第33回配本。

目次


匂いを読む
写生の物語


食べものの話


新年雑事
私の好きな歌
行革最終案が出た――政治・社会・経済を読む12――
あの頃二人は[奥野健男]
たけしへの手紙
そば開眼
不況か恐慌か――政治・社会・経済を読む13――
短歌の謎
坂の上、坂の下
春の匂い
わたしの横光利一体験
不況と「リストラ」の話
交友を断つ決定的な〝その日〟
日本文化の特質――断想風に――
江藤淳氏を悼む
江藤淳記
江藤さんの特異な死
いつもそばに、本が
法然と親鸞


私の好きな三島作品
『宮沢賢治 文語詩の森』
白川静伝説

自著への想い

『食べものの話』あとがき
『匂いを讀む』あとがき
『私の「戦争論」』まえがき
『親鸞〈決定版〉』あとがき
『食べもの探訪記』あとがき

解題

著者略歴

著:吉本隆明
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。

ISBN:9784794971326
出版社:晶文社
判型:A5変
ページ数:528ページ
定価:6500円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ