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カンディード

著:ヴォルテール
訳:堀 茂樹

紙版

内容紹介

心優しく純朴な青年カンディードは、ある事件から故郷を追放され、世界各地を転々とする。行く先々で戦乱や盗難、大地震など、度重なる苦難と災いに見舞われながら、試練と冒険の旅を続ける、ついに見つけた“真理”とは……。18世紀の社会・思想への痛烈な批判を、主人公の過酷な運命に託した、啓蒙思想家ヴォルテールの代表的名作が、『悪童日記』(アゴタ・クリストフ)でおなじみ堀茂樹の画期的新訳で今よみがえる! あとがき解説「『カンディード』を面白く読むために」を収録。

目次

カンディード、あるいは最善説  5
訳者あとがき──『カンディード』を面白く読むために  236

著者略歴

著:ヴォルテール
1694年にパリで公証人の息子として生まれ、20歳を過ぎた頃から83歳(1778年)で没するまで、詩、韻文戯曲、散文の物語、思想書など多岐にわたる著述により、ヨーロッパ中で栄光に包まれたり、ひどく嫌われたりした文人哲学者。著書に『エディップ(オイディプス)』『哲学書簡』『寛容論』『哲学辞典』などがある。
訳:堀 茂樹
1952年滋賀県生まれ。翻訳家。慶應義塾大学総合政策学部教授。専攻はフランス文学・思想。著書に『今だから小沢一郎と政治の話をしよう』(祥伝社)。訳書にアゴタ・クリストフ『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の噓』をはじめ、アニー・エルノー『シンプルな情熱』(すべて早川書房)、エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か?』(文藝春秋)など多数ある。

ISBN:9784794969279
出版社:晶文社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB