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戦場

著:亀山 亮

紙版

内容紹介

戦場カメラマンが書き下ろす、戦争の実相。パレスチナ、シエラレオネ、リベリア、アンゴラ、スーダン、コンゴ、ソマリア、ブルンジ、ケニア……「戦争とは何か」を写し取りたいという強い衝動に突き動かされ、著者は各地の紛争地帯を渡り歩く。パレスチナでは左目を失明、戦地の恐怖と戦争による喪失を体感する。それでも写真をあきらめず、その後向かったアフリカの内戦地では暴力と殺戮が日常と化した異様な恐怖、人間の深淵と対峙する。戦争を引き起こす人間の闇に迫る。写真約70点収録。

目次

はじめに
1. パレスチナ
   〈写真:パレスチナ〉
2. ジェニン難民キャンプ
3. 父の死
4. アンゴラ
5. ブラックアフリカ
6. キッシー精神病院
7. リベリア
8. リベリア再訪
9. 無法地帯へ
10. アフリカの水
  〈写真:アフリカ〉
おわりに

著者略歴

著:亀山 亮
1976年生まれ。戦場カメラマン。1996年よりサパティスタ民族解放軍支配地域など中南米で撮影する。2000年、パレスチナでの撮影中、イスラエル国境警備隊にゴム弾で撃たれ、左目を失明。2003年から8年間、アフリカ各地の紛争地域を撮影した写真をまとめた『AFRIKA WAR JOURNAL』を2012年に発表。同写真集で第32回土門拳賞を受賞。

ISBN:9784794968630
出版社:晶文社
判型:A5
ページ数:194ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年01月
発売日:2015年01月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB