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西洋の美術

造形表現の歴史と思想

著:菊地 健三
著:島津 京
著:濱西 雅子

紙版

内容紹介

古代ギリシアから中世の造形表現が超越的世界の「模倣」であるとすれば、ルネサンスに始まる現実的表現の探求は「創造」であり、さらに19世紀後半のポスト印象主義以降には、画家たちが絵画独自の自律的表現を探求する「創作」が開始されたといえよう。そして、これら一連の西洋の美術の流れには、古代ギリシアの思想が根底で轟いている……。
西洋における造形表現の変遷と、人類の歴史的思想的変遷の相関を解き明かす、画期的な美術通史。

著者略歴

著:菊地 健三
1946年秋田県生まれ。専修大学大学院博士後期課程修了。専修大学文学部哲学科教授。著書「カントと二つの視点」(専修大学出版局)、共著「ジル・ドゥルーズの試み」(北樹出版)他、翻訳「性差についてのカントの見解」(U・Pヤウヒ著、専修大学出版局)。一九七九年美術出版社主催「美術評論賞」受賞を機に秋田由利の筆名で「現代美術辞典」(美術出版社)等、現代美術中心の評論を執筆。
著:島津 京
福岡県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(美学専攻)。東京藝術大学大学美術館助教を経て、2013年より専修大学准教授。編著に『斎藤佳三の軌跡ー大正・昭和の総合芸術の試み』(東京藝術大学大学美術館)、『バウハウス・デッサウ展』(産経新聞社)など。
著:濱西 雅子
東京藝術大学大学院美術研究科芸術学(西洋美術史)専攻修士課程修了。ドイツ、テュービンゲン大学(美術史専攻)留学、哲学博士号取得。現在、東京藝術大学、群馬県立女子大学、法政大学、専修大学非常勤講師。専門は中世美術史。

ISBN:9784794968425
出版社:晶文社
判型:A5
ページ数:360ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2014年04月
発売日:2014年04月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA