眼の奥に突き立てられた言葉の銛
目取真俊の〈文学〉と沖縄戦の記憶
著:鈴木 智之
紙版
目次
序:目取真俊を読むということ――コンタクトゾーンの〈文学〉
第1章:雛の一撃――初期短編小説作品における〈弱さ〉の反転
第2章:寓話的悪意――『水滴』『魂込め』における戦場の記憶の形象
第3章:顔のない記憶――『伝令兵』を読むということ
第4章:輻輳する記憶――『眼の奥の森』における〈ヴィジョン〉の獲得と〈声〉の回帰
あとがき