世界の見方が変わる元素の話
著:ティム・ジェイムズ
訳:伊藤 伸子
紙版
内容紹介
見えていてもわからないことが、見えないものを知るとわかる。
宇宙がどう誕生したのか。なぜ携帯電話で通信できるのか。
環境負荷を減らすにはどうしたらよいのか……
そういった身近な疑問から、宇宙規模の課題まで、すべての疑問に答えるのが元素である。
この世界にレシピがあるとすれば、それは元素の調理法ということになるのだ。
周期表に収まる元素のそれぞれには、本当にさまざまなドラマがある。
それらのときに可笑しく、ときに真面目な逸話の数々によって紡がれた本書を読めば、
世界を見つめる目がきっと変わるはず。
■内容より
・原子はどこから来たのか
・尿を煮詰めて金を得ようとした錬金術師が発見した元素がある
・放射線被曝量をバナナで測る単位がある
・この世で一番高価な元素はなにか?
・元素のベストテンを決めてみよう!
・周期表はどうやって今の形になったのか
・人体の自然発火はあり得るのか?
目次
第1章 炎を追いかけた人々
第2章 これ以上分割できないもの
第3章 マシンガンとプディング
第4章 原子はどこから来たのか
第5章 マス目ごとに
第6章 量子力学が危機を救う
第7章 大きな音をとどろかせるもの
第8章 錬金術師の夢
第9章 急進派の原子
第10章 酸、結晶、光
第11章 生きている! たしかに生きている!
第12章 世界を変えた九つの元素(と、変えなかった元素)