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「陽」HARU Light and Letters

3.11 見ようとすれば、見えるものたち。

写真:平林 克己
著:横川 謙司

紙版

内容紹介

「なにもできない。でも、力になりたい。誰もがそう思った3.11から10年。」

震災直後から撮りためられた写真と、
これからの世界を透徹して見据えるための言葉でおくる、
気づきのための道標。

2011年3月11日、東日本大震災から10年の時が経ちました。
日本中が一丸となって復興に向かった被災直後。
それから月日が経ったいま、その後は順調でしょうか、停滞しているでしょうか。
見過ごしてはいけないことを、見過ごしてしまってはいないでしょうか。
またその間にも、熊本地震や豪雨、台風、さらに新型コロナウィルスと、絶え間なく巨大な災厄が降りかかりました。
未だに出口の見えない困難をたくさん抱えたこの10年間から、私たちは何を学び、何を生かすことができるでしょうか。
大きすぎる出来事を前にしても、諦めずに目を凝らして見れば、見えてくるものがあるはずです。
3.11から。現代社会から。見ようとすれば、見えるものたち。

・寄稿:玄侑宗久(作家・臨済宗福聚寺住職)

著者略歴

写真:平林 克己
平林 克己(ひらばやし・かつみ)
写真家。獨協大学卒業後、カメラを手に渡欧。東日本大震災では
復興ボランティアに従事する傍ら、被災地に昇る朝陽を撮り続ける。これまでに開催した
写真展は二十数回を数え、日本国内のみならずベルギー、フランス、
中国、韓国、台湾など世界で高い評価を受ける。
写真集に『陽-HARU-』(河出書房)『京大吉田寮』(草思社)などがある。
著:横川 謙司
横川 謙司(よこかわ・けんじ)
慶應大学卒業後、広告代理店・電通に入社。コピーライターとして
これまでに80 社超の広告制作を手がける。東日本大震災を機に平林克己と出会う。
共に東北を旅する中で、「Light&Letters」の構想を抱き、平林の写真にコピーで加勢。
受賞歴に、日経広告賞、朝日広告賞、広告電通賞、日本雑誌広告賞、TCC 新人賞、
ACC 賞、ギャラクシー賞など。Tokyo Copy Writers Club 会員。

ISBN:9784794225061
出版社:草思社
判型:257x257mm
ページ数:96ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2021年03月
発売日:2021年03月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS