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江戸・明治 百姓たちの山争い裁判

著:渡辺 尚志

紙版

内容紹介

江戸時代の百姓たちにとって山資源の確保は死活問題だった。山は近隣の村々で共同利用されたが、山のどこまでが自村の領域かをめぐって村々はしばしば対立し、領主や幕府にしきりに訴訟を起こした。百姓たちはどういう戦略で裁判に臨み、武士はどう裁いたか?全国に残る史料からその実態に迫る。映画『超高速!参勤交代』『殿、利息でござる!』など時代劇が人気の今、百姓をメインに据えた異色の時代読み物として注目の一冊です。

著者略歴

著:渡辺 尚志
1957 年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。今日の日本の礎を築いた江戸時代の百姓の営みについて、各地の農村に残る古文書をひもときながら研究を重ねている。著書に『百姓たちの幕末維新』『武士に「もの言う」百姓たち─裁判でよむ江戸時代』『百姓たちの水資源戦争─江戸時代の水争いを追う』(いずれも草思社)、『百姓たちの江戸時代』(ちくまプリマー新書)などがある。

ISBN:9784794222848
出版社:草思社
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LAZ