出版書誌データベース

発達障害の臨床現場では、注意欠如・多動症（ADHD）の事例がますます重要性を増しているが、その精神病理学的な理解については極めて乏しいといえる。こうした問題意識のもと9人の精神科医がADHDの精神病理についてのワークショップを開催し、その成果を本書にまとめた。リサーチの最前線や革新的な精神病理学的考察など、ADHDの概念を立体的に論じ浮き彫りにする。大好評の「発達障害の精神病理」シリーズの第4弾！

編著：内海 健
東京藝術大学名誉教授。精神科医。1955年東京都生まれ。1979年東京大学医学部卒業。東大分院神経科、帝京大学精神神経科学教室、東京藝術大学保健管理センターを経て現職。

編著：兼本 浩祐
すずかけクリニック医師、中部PNESリサーチセンター所長。愛知医科大学名誉教授。精神科医。1957年島根県生まれ。京都大学卒業。ベルリン自由大学神経科外人助手。国立療養所宇多野病院関西てんかんセンター、愛知医科大学精神科学講座教授を経て、現職。

他著：神尾 陽子
神尾陽子クリニック院長。お茶の水女子大学客員教授。児童精神科医。1983年京都大学医学部卒業。京大精神神経科、米国コネティカット大学、九州大学人間環境学研究院、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所勤務を経て、現在に至る。