出版社を探す

景気の回復が感じられないのはなぜか

長期停滞論争

他著:ローレンス・サマーズ
他著:ベン・バーナンキ
他著:ポール・クルーグマン

紙版

内容紹介

元財務長官サマーズが唱えた新長期停滞論に、元FRB議長バーナンキが反論し、ノーベル経済学者クルーグマンが割って入った!
論争の様子をたどり、日本経済への処方箋を提案する、日本オリジナル編集版。提唱者ハンセンの元祖長期停滞論付き。

目次

はじめに――長期停滞論争(山形浩生)

1 アメリカ経済は長期停滞か?(ローレンス・サマーズ)

2 遊休労働者+低金利=インフラ再建だ!――再建するならいまでしょう!(ローレンス・サマーズ)

3 財政政策と完全雇用(ローレンス・サマーズ)

4 なぜ金利はこんなに低いのか(ベン・バーナンキ)

5 なぜ金利はこんなに低いのか 第2部――長期停滞論(ベン・バーナンキ)

6 なぜ金利はこんなに低いのか 第3部――世界的な貯蓄過剰(ベン・バーナンキ)

7 バーナンキによる長期停滞論批判に答える(ローレンス・サマーズ)

8 一国と世界で見た流動性の罠(ちょっと専門的)(ポール・クルーグマン)

9 なんで経済学者は人口増加を気にかけるの?(ポール・クルーグマン)

10 日本の金融政策に関する考察(ベン・バーナンキ)

11 経済の発展と人口増加の鈍化(抄訳)(アルヴィン・ハンセン)

解説――長期停滞論争とその意味合い(山形浩生)

著者略歴

他著:ローレンス・サマーズ
(Laurence H. Summers) 1954年生まれ。経済学者。労働経済、金融経済学、マクロ経済学など様々な分野で活躍し、最年少でハーバード大学教授に就任した一方、クリントン政権時代のアメリカ財務長官、オバマ政権での国家経済会議委員長、世界銀行エコノミストなど公職や準公職も歴任。現在はハーバード大学教授。
他著:ベン・バーナンキ
(Ben S. Bernanke) 1953年生まれ。経済学者。アメリカ大恐慌、特に銀行の役割についての研究で知られ、デフレの害とその対応としての「ヘリコプターマネー」提案などで有名。2006年にアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任、2008年世界金融危機への対応で大きな業績を残す。2014年に退職してからはブルッキングス研究所のフェロー。
他著:ポール・クルーグマン
(Paul Krugman) 1953年生まれ。経済学者。収穫逓増を元にした新貿易理論の創始者の一人として知られ、為替理論(通貨危機)、経済地理学、流動性の罠におけるデフレ脱出策としてのインフレ目標理論など多方面で多くの活躍を見せ、2008年にはノーベル経済学賞受賞。また一般向けの書籍やブログでの明解な時事経済解説も好評。現在ニューヨーク市立大学院教授。

ISBN:9784790717317
出版社:世界思想社
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFFJ