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介護施設・事業所のための BCP策定・見直しガイド

初版

著:本田 茂樹

紙版

内容紹介

BCPの策定と継続的な見直しをめざす、すべての施設・事業者の方へ――

厚労省ガイドラインの策定等を手がけた著者がおくる、必携のガイド



BCP(Business Continuity Plan:業務継続計画)とは、自然災害のほか、大事故、感染症のまん延(パンデミック)、テロ等の事件など、突発的な経営環境の変化など不測の事態が発生しても、重要な業務を中断させない、または中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順等を示した計画のことです。

令和3年度の介護報酬改定等により、BCPの策定や研修・訓練の実施などが全サービス事業所・施設の運営基準に規定されています(令和6年度から完全実施)。

本書は、厚生労働省ガイドラインの策定等に関する検討委員会で委員長を務めた著者が、訪問・通所・施設サービス等におけるBCP策定の重要性と基本的な策定の流れを示し、有事における機能確保をめざします。

コンプライアンスの徹底のみならず、なにより、常に起こりうる事態に対応するための必携のガイドです。

目次

はじめに

■Ⅰ 介護施設・事業所におけるBCPの基礎知識

1.BCPとは何か

2.介護保険制度におけるBCPの位置づけ



■Ⅱ BCP策定・見直しの要諦 ~自然災害編~

1.防災計画とBCP

2.BCP策定の基本

3.BCPの策定

4.研修・訓練の実施、BCPの検証・見直し



■Ⅲ BCP策定・見直しの要諦~感染症編~

1.感染症BCPの考え方

2.感染症BCPと自然災害BCPの違い

3.BCP策定に当たっての特措法の留意点

4.BCPの策定



■Ⅳ 実効性の高いBCPをめざして~BCPを育てる~

1.経営戦略としてのBCP

2.サービス固有の事項

3.BCPの実効性を高める取り組み

4.BCPに関するQ&A



■Ⅴ 参考資料

Ⅴ―1 自然災害等関連参考資料

①介護施設・事業所における自然災害発生時の業務継続ガイドライン

②避難情報に関するガイドライン

③首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)

④南海トラフ巨大地震の被害想定について(建物被害・人的被害)

⑤南海トラフ巨大地震の被害想定について(施設等の被害)【定量的な被害量】

Ⅴ―2 感染症関連参考資料

①介護施設・事業所における新型コロナウイルス感染症発生時の業務継続ガイドライン

②介護現場における感染対策の手引き(第2版)

③施設内療養時の対応の手引き

おわりに

著者略歴

著:本田 茂樹
○ミネルヴァベリタス株式会社 顧問

○公益社団法人 全国老人保健施設協会 管理運営委員会 委員

○厚生労働省「介護サービス類型に応じた業務継続計画(BCP)作成支援業務一式」 検討委員会 委員長

○厚生労働省「障害福祉サービス類型に応じた業務継続計画(BCP)作成支援業務一式」 検討委員会 委員長

○令和4年度厚生労働行政推進調査事業費 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「感染症指定医療機関のための感染症流行時における業務継続計画策定ガイダンス」 作成委員会 委員



 現在の三井住友海上火災保険株式会社に入社、その後、MS&ADインターリスク総研株式会社での勤務を経て、現在に至る。リスクマネジメントおよび危機管理に関するコンサルティング、執筆活動を続ける一方で、全国での講演活動も行っている。

 これまで、信州大学特任教授、日本経済団体連合会・社会基盤強化委員会企画部会委員を務めてきた。

ISBN:9784789470551
出版社:社会保険研究所
判型:B5
ページ数:464ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS