推薦のことば 緒方 勤
改訂第2版にあたり
はじめに
入門編
Ⅰ 徴候・検査値の異常からどういう内分泌代謝疾患を思い浮かべるか
1.低身長(身長増加率の低下を含む)
・参考1 Turner症候群とは?
・参考2 GH分泌不全症
・参考3 移行期医療という言葉を聞いたことがありますか?
2.体重増加不良(減少)
3.肥満
4.思春期遅発
5.思春期早発
・参考4 思春期早発を簡単にまとめよう
6.多飲・多尿
・参考5 DIに対する維持治療
・参考6 より詳細なNDIにおける高ナトリウム血症に対する輸液療法
7.新生児期・乳児期の低血糖
8.新生児期・乳児期早期の筋緊張低下
9.新生児期・乳児期早期の呼吸障害
10.新生児期・乳児期早期の外性器異常
・参考7 性分化疾患(DSD)
・参考8 21水酸化酵素欠損症の概説
11.小児期の低カルシウム血症
・参考9 ビタミンD欠乏症
12.小児期の低ナトリウム血症
Ⅱ 症例から学ぶ初期治療のポイント
1.糖尿病性ケトアシドーシス
・実践編 DKA シミュレーション ―こんな子がきたら…最重症編―
2.急性副腎不全
・実践編 プレドニゾロンなどの糖質コルチコイド製剤を治療で長期使用されている症例での急性副腎不全予防
3.低血糖
・実践編 先天性高インスリン血症(CHI)と考え,ジアゾキシドを処方している1例
4.脱水
・参考10 脱水治療のポイント
・実践編 (経静脈的)脱水の治療
Ⅲ 内分泌データの読み方
発展編
Ⅰ 小児内分泌疾患の分類
Ⅱ 診断基準・ガイドラインをどう使うか?
Ⅲ 内分泌学総論
付録
Ⅰ 小児科医が学ぶべき範囲
Ⅱ 低張性脱水,高張性脱水のモデル
索引
■ちょっと知っておこう
軟骨内骨化
小児科医が身につけるべき思春期徴候の現実的カルテ記載
Turner症候群の低身長の成因
予測最終身長
1~2歳でみられるO脚
Turner症候群の診断
新生児期からはじまる低身長
高身長
疾患特異的成長曲線
体重増加は母親のよく聞く心配ごと
そのほかの非内分泌代謝疾患の成長曲線
肥満症について
肥満の評価
肥満に対する内分泌的スクリーニング検査
甲状腺腫大
多飲,多尿の児にはじめに必要な緊急検査
多飲,多尿患者で大切な身体所見
CDI,NDI,心因性・習慣性多飲の鑑別
DIに対する緊急時治療(経口からの飲水が期待できないとき)
ホルモン値
添付文書にも記載されているグリセオールの使用禁忌
メチルマロン酸血症は最も頻度の高い有機酸代謝異常症である
そのほかの代謝疾患の治療
新生児の陰茎長
新生児の17OHP高値
低カルシウム血症の症状
低カルシウム血症のときに行う検査オーダー・解釈のポイント
DKAで入院した児に対する話し方
CHIの診断,治療(特に)膵臓亜全摘/部分摘出術は集約化が必要
中年成人の水分維持量
特殊な状態での維持カロリー
低張性脱水でのNa喪失量
■ちょっと専門家気分
健常のバリエーションである低身長(家族性低身長,体質性思春期遅発症などを含む特発性低身長)の除外が診療の基本
Turner症候群での性腺補充療法
LOW T3症候群は“冬眠”のイメージ
新生児期に発症する塩喪失型21水酸化酵素欠損症でのフルドコルチゾン投与
GH治療はPrader-Willi症候群の運動発達に重要
思春期発来の内分泌学的変化の考え方
精巣の大きさ
精子を作るのは大変
LHRH依存性思春期早発症の治療
乳腺発達を主訴にくる女児
男児にみられる思春期発来時期の一過性乳腺発達
尿濃縮のメカニズム
DDAVP製剤によるNDIに対する治療
CDIに対するピットフォールと対策
脂肪酸分解の異常
mini-pubertyとは?
OTC欠損症を考えたときの急性期治療では確定診断を待たずに開始する
遺伝子変異の同定が極めて重要な小児内分泌疾患:第1位
5α還元酵素欠損
非古典型21水酸化酵素欠損症
21水酸化酵素欠損症の理想的治療とは?
HDR症候群
Ca感知受容体の機能亢進
V2受容体機能亢進変異
SIADH,SIAD:用語にこだわってみよう(チャレンジ編)
KATPチャネルを構成する遺伝子
2型糖尿病の治療
急性副腎不全(副腎クリーゼ):臨床現場でよく遭遇する場面
急性副腎不全(副腎クリーゼ):実務面での治療のポイント
敗血症ショック
CHIの鑑別
病的喪失量
■my opinion
国内での小児期のGH分泌不全症のGH治療
Prader-Willi症候群での成人GH治療
外来でみる体質性思春期遅発症
夜尿に対するDDAVP製剤投与
幼児期以降;成人までの陰茎長
■番外編
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例①
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例②
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例③
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例④
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例⑤
専門外来での冷や汗:診断までに時間のかかった症例⑥
専門外来での冷や汗:医原性のけいれんを生じた症例
研修医として必要な社会的ポイント
初学者相手のよい講義のあり方
外来・病棟での説明のあり方
初学者相手のよい教育的時間のあり方