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今このとき、すばらしいこのとき

日々の暮らしの中で唱えるマインドフルネスのことば

著:ティク・ナット・ハン
訳:島田 啓介

紙版

内容紹介

朝目覚める、歯を磨く、食事をいただく、電話をかける、車を運転する……といった日常生活の中で唱えることで、今この瞬間に戻り、マインドフルネス(気づきの心)を保てるよう助けてくれるガーター(短詩)集。ストレスから解放され、心の中に安らぎと、穏やかさと、喜びをもたらします。
(発行=野草社)

目次

一日のはじまりに

1 目覚めのとき
2 寝床を出るときに
3 一日のはじめの一歩
4 明かりをつける
5 ベッドを整える
6 窓を開く
7 蛇口をひねる
8 顔を洗う
9 歯を磨く
10 口をすすぐ
11 鏡を見る
12 お手洗いで
13 手を洗う
14 お風呂に入る
15 服を着る
16 おじぎをする

瞑想のときに

17 呼吸をたどる
18 朝の瞑想
19 靴をそろえる
20 瞑想室に入る
21 ろうそくに火をともす
22 香を捧げる
23 ブッダを讃える
24 座る瞑想
25 鐘を招く
26 鐘に耳を澄ます
27 解き放つ
28 姿勢を整える
29 瞑想室を掃除する
30 歩く瞑想
31 野菜を洗う
32 空の器を見つめる
33 食事を用意する
34 食事を見つめて
35 食前の五つの祈り
36 食事をいただく
37 食事を終える
38 お皿を洗う
39 お茶を飲む
マインドフルに食事すること

生活の中で

40 大地に触れる
41 手を見つめる
42 階段を歩く
43 鐘に耳を澄ます
44 電話をかける
45 テレビをつける
46 コンピュータを立ち上げる
47 トイレを掃除する
48 ほうきを使う
49 水やりをする
50 苗を植えつける
51 花を摘む
52 花を生ける
53 怒りに微笑む
54 足を洗う
55 車を運転する
56 ゴミを処理する
57 抱擁の瞑想
58 一日の終わりに

涅槃を生きる

59 トイレを使う
60 服をまとう
61 足で歩く
62 歩きながら永遠に触れる
63 いつも座る場所で
64 気がかりとともに座る
65 草むしりをする
66 落ち葉かきをする
67 食器を洗う
68 自由な心で食器を洗う
69 真理を分かち合う
70 先祖や子孫とともに食べる
71 慈悲の心で食べる
72 怒りを見つめる
73 怒りの無常とともに
74 休息する
75 堆肥を運ぶ
76 寂しさを味わう
77 マインドフルに座る
78 庭の水やり
79 服をつくろう

訳者あとがき

著者略歴

著:ティク・ナット・ハン
1926年ベトナム中部生まれ。ベトナム臨済宗(竹林派・柳館派)の法嗣。瞑想指導者、仏教学者、作家、詩人、平和活動家。
1960年代初めにサイゴンで仏教の非暴力と慈悲にもとづく社会奉仕青年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティプ・ヒエン(相互存在)教団を創設。1966年平和使節としてアメリカとヨーロッパを歴訪し和平提案を行うが、その中立的な立場からの主張を理由にベトナム政府から帰国を拒否され、以後フランスでの亡命生活に入る。
フランスで1982年に仏教の僧院・瞑想道場である「プラムヴィレッジ」を開き、生活と一体になった瞑想を実践しつつ、世界中から多数の参加者を受け入れ、瞑想会や研修を行う。また著作・講演活動を通じて仏教の教えと平和の実践を説く。今世紀に入り、ニューヨークでの非暴力と許しのスピーチ、米連邦議会議員を対象にした瞑想会、グーグル本社での講演と瞑想会、イスラエル人とパレスチナ人の和解の瞑想会など、「応用仏教」の活動を広げる。
2014年秋脳出血で倒れてから長期の療養に入る。2018年ベトナムに永住帰国。晩年を慈孝寺で過ごし、2022年1月22日95歳で逝去。
訳:島田 啓介
1958年群馬県生まれ。現在マインドフルネス講師、翻訳・執筆、精神保健福祉士(PSW)、カウンセラー、ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。日常のマインドフルネスの手法を生かして、企業や施設職員研修、授業、一般向け講座、合宿などを提供している。
著書に『奇跡をひらくマインドフルネスの旅』(サンガ)がある。翻訳書は、マインドフルネスの父と言われる禅僧ティク・ナット・ハンの著書『ブッダの〈気づき〉の瞑想』(共訳)『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』『ブッダの〈今を生きる〉瞑想』『リトリート』『大地に触れる瞑想』『ティク・ナット・ハン詩集』(以上、野草社)をはじめとして、瞑想、文学、心理、医療分野で多数。

ISBN:9784787723819
出版社:新泉社
判型:4-6
ページ数:368ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB