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宮沢賢治を創った男たち

著:米村 みゆき

紙版

内容紹介

宮沢賢治の「神話化」の過程で覆い隠されてきた賢治童話の戦略性と政治性を言語政策・教育問題との親和性という観点から浮き彫りにし、地方詩人から国民的な偉人へと変貌していくさまを宣伝と認知の過程から追跡した、既存の賢治像を根元から揺さぶる新視点。

目次

まえがき第1章 「グスコーブドリの伝記」と言語政策第2章 「どんぐりと山猫」と大正期の教育──隠された教育ドラマを拓く第3章 Making of 風の又三郎──文部省の戦略と映画教育第4章 飛行と帝国主義──もう一つの又三郎第5章 盛岡発・偉人のプロデュース──宮沢賢治を創った男たち第6章 創られた賢治伝あとがき初出一覧

著者略歴

著:米村 みゆき
愛知県生まれ。南山大学外国語学部英米科卒。アメリカ合衆国カリフォルニア州立大学、韓国延世大学語学堂留学。2002年3月、名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。金城学院大学非常勤講師、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在は甲南女子大学文学部日本語日本文学科専任講師。編著に『ジブリの森へ──高畑勲・宮崎駿を読む』(森話社)、共著に『村上春樹スタディーズ』(若草書房)、『「青鞜」という場──文学・ジェンダー・〈新しい女〉』(森話社)ほか。

ISBN:9784787291691
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2003年12月
発売日:2003年12月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ