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寺子屋ブックス 04

京極夏彦の世界

他著:永瀬 唯

紙版

内容紹介

幾重にも張りめぐらされたクモの糸のように、複雑に絡みあった要素がおりなす京極夏彦の世界。その世界をより精緻に浮かび上がらせるために、多角的な視点から京極作品に迫り、その魅力を解き明かす、京極ワールドの格好の道しるべ。

目次

伽藍と呪術師──「ことばの城壊れよ」と探偵は言った 永瀬唯

視覚と言語との分裂──中禅寺と榎木津のペア原理について  永原孝道

ジェンダー・スタディーズの視点から読む京極ワールド──『姑獲鳥の夏』『絡新婦の理』を中心に 川崎賢子

「精神分析」の呪縛──『狂骨の夢』批判的読解 斎藤環

匣と陰陽師 東雅夫

死の系譜──みどりなす長き黒髪の女たち  高遠弘美

あやつりの宴──京極ミステリーのマニエリスム 鷹城宏

京極夏彦論・再説 野崎六助

著者略歴

他著:永瀬 唯
1952年生まれ。技術文化史、SF史を中心に評論活動。『欲望の未来』(水声社)、『肉体のヌートピア』(青弓社)ほか。

ISBN:9784787291356
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:210ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:1999年
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ