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シリーズ・日本の世間話 5

狐をめぐる世間話

編:松谷 みよ子

紙版

内容紹介

人と狐と自然と──。古来から生活する人々のそばに添いつづけてきた狐様。火事を知らせ、道案内もする狐から、祟り、人を異次元に引き込む狐まで、世相の変貌とともに語り伝えられてきた狐をめぐる噂話・世間話を集成した動物民話集。

目次

1 狐と人との交流 (1)狐と人との交流 (2)狐のたのみごと・たのまれごと2 狐のパフォーマンス (1)狐の火 (2)狐の音まね (3)狐のパフォーマンス3 化ける (1)自然現象をおこす (2)妖怪に化ける (3)いろいろなものに化ける (4)家などに化ける (5)汽車などに化ける4 化かされる (1)歩きまわって (2)そのあげく (3)狐にとられる (4)金は木の葉 (5)女や子供に化けて (6)男に化ける (7)死んだ人に化ける5 狐と人との攻防 (1)狐捕り6 狐の霊威 (1)狐の霊威 (2)戦争と狐7 こわい狐 (1)こわい狐解説

著者略歴

編:松谷 みよ子
1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

ISBN:9784787290823
出版社:青弓社
判型:4-6
ページ数:222ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:1993年