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基礎演習シリーズ

振動と波

編著:長岡 洋介

紙版

内容紹介

同著者による教科書『振動と波』(ISBN 978-4-7853-2045-4)に準じた演習書。振動と波の現象はいろいろな分野に関連する。演習問題ひとつひとつに当りながら、異なる分野が実は物理現象として共通した側面をもつことを学びとってほしい。それは物理そのものの理解を深めることにもつながる。

目次

1.単振動
 基礎事項
  1.1 単振動
  1.2 いろいろな単振動
  1.3 振動のエネルギー
  1.4 一般のポテンシャル中の振動
  1.5 重ね合せの原理
  1.6 2次元の振動
 例題/演習問題/問題解答

2.減衰振動と強制振動
 基礎事項
  2.1 減衰振動
  2.2 強制振動
  2.3 共鳴
 例題/演習問題/問題解答

3.多粒子系の振動
 基礎事項
  3.1 2粒子の連成振動
  3.2 一般の多粒子系の振動
  3.3 バネで1列につながれた多粒子の振動
  3.4 結合した粒子系の強制振動
 例題/演習問題/問題解答

4.連続体の振動
 基礎事項
  4.1 1次元振動の運動方程式
  4.2 1次元の基準振動
  4.3 一般の振動とフーリエ級数
 例題/演習問題/問題解答

5.1次元の波
 基礎事項
  5.1 1次元の波動方程式と波
  5.2 波の形とフーリエ級数,フーリエ積分
  5.3 波のエネルギーとインピーダンス
  5.4 反射と透過
  5.5 分散性の媒質
  5.6 うなりと群速度
 例題/演習問題/問題解答

6.3次元の波
 基礎事項
  6.1 3次元の波動方程式
  6.2 3次元の波の伝わり方
  6.3 弾性体を伝わる波(弾性波)
  6.4 マクスウェルの方程式
  6.5 電磁波
  6.6 物質中の電磁波
  6.7 電磁波の反射と屈折
 例題/演習問題/問題解答

7.干渉と回折
 基礎事項
  7.1 1次元の波の干渉
  7.2 波の干渉性
  7.3 ホイヘンスの原理
  7.4 スリットによる回折
 例題/演習問題/問題解答

著者略歴

編著:長岡 洋介
京都大学名誉教授、名古屋大学名誉教授、理学博士。1933年 岩手県に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。京都大学助手、名古屋大学助教授・教授、京都大学基礎物理学研究所教授・所長、関西大学教授などを歴任。

ISBN:9784785381158
出版社:裳華房
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:1992年