新・生命科学シリーズ
遺伝子操作の基本原理
著:赤坂 甲治
著:大山 義彦
紙版
内容紹介
本書では、遺伝子操作の基本原理を化学の視点でとらえる。
原理を理解するために、遺伝子が簡単には入手できない状況から説き起こす。精製したタンパク質から予測されるcDNAに相補するDNAを合成・標識してプローブとし、ハイブリダイゼーションの技術を用いて、cDNAライブラリーから目的のクローンを検出することができる。得られたcDNAクローンを用いれば、タンパク質の合成や、合成したタンパク質の機能解析、遺伝子の発現解析も行える。また、cDNAをプローブとしてゲノムライブラリーから遺伝子をクローニングし、遺伝子発現調節機構の解析も可能になる。
遺伝子操作の基本的技術の原理を学ぶことを通じて、最新の生命科学の論理を理解できるようになるだろう。
目次
第 I 部 cDNAクローニングの原理
1.mRNAの分離と精製
2.cDNAの合成
3.cDNAライブラリーの作製
4.バクテリオファージのクローン化
第 II 部 基本的な実験操作の原理
5.プラスミドベクターへのサブクローニング
6.電気泳動
7.PCR
8.ハイブリダイゼーション
9.制限酵素と宿主大腸菌
第 III 部 応用的な実験操作の原理
10.PCRの応用
11.cDNAを用いたタンパク質合成
12.ゲノムの解析
13.遺伝子発現の解析
ISBN:9784785358563
。出版社:裳華房
。判型:A5
。ページ数:244ページ
。定価:2600円(本体)
。発行年月日:2013年11月
。発売日:2013年11月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PSAK。