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新・生命科学シリーズ

動物の発生と分化

著:浅島 誠
著:駒崎 伸二

紙版

内容紹介

 本書では、動物の体が形成されるしくみについて、その分子的な背景を中心に解説する。その内容は、卵形成と精子形成から始まり、受精を経て、卵割から胞胚形成、原腸胚形成、神経胚形成へと展開する。そして、ホメオボックス遺伝子の役割を述べた後、細胞分化と器官形成について述べ、最後に再生医療や老化の問題に及ぶ。
 読者の方々には、動物の体つくりに共通して働いている基本的なしくみを理解し、それらのしくみが線虫やショウジョウバエからわれわれ哺乳類に至るまでの進化の過程で延々と引き継がれてきたことを知ってほしい。そして、それらの知識が、これからの新たな技術である再生医療の発展へと大きく貢献していることを理解していただければ幸いである。

目次

1.卵形成から卵の成熟へ
2.受精から卵割へ
3.胞胚から原腸胚を経て神経胚へ
4.ホメオボックス遺伝子
5.細胞分化と器官形成
6.発生学と再生医療

著者略歴

著:浅島 誠
東京大学名誉教授、理学博士。1944年 新潟県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。横浜市立大学助教授・教授、東京大学教授・副学長、日本学術会議副会長、産業技術総合研究所フェロー兼センター長などを歴任。
著:駒崎 伸二
元 埼玉医科大学准教授、医学博士。1952年 埼玉県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了。埼玉医科大学助手・講師・助教授・准教授などを歴任。

ISBN:9784785358495
出版社:裳華房
判型:A5
ページ数:174ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PSV